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2024.08.21ブログ

クロスと内装解体!クロスとは一体どんなもの?

クロスと内装解体!

内装解体に関係するもので「クロス」というものがあることはご存じでしょうか?

クロスはテナント・オフィス・住宅の内装にとっては、なくてはならないものです。

では、クロスとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

今回は クロスと内装解体 クロスとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

クロスとは一体どんなもの?

 みなさんは、クロスとは一体どんなものかご存じでしょうか?

内装解体に関係するクロスを一言でいうと「室内の天井・壁に貼る内装材」のことです。

クロスの語源・発祥とは?

クロスの語源は「クロース(布)」からきています。

クロスは、日本では洋風住宅が増えてきたことから広がったようなイメージがあります。

ところが元々、昔の日本家屋でも採用されていました。

実はクロスの発祥は「壁紙」からきています。

昔の日本家屋の壁の材料は「土」や「板」で造られていました。

ところが「土」や「板」では、華やかさに欠けており、そのままでは客をもてなす時に不都合でした。

当時の人たちは、無機質な壁に紙を貼ったり、布を貼ったりすることで化粧を施し、住人や客の気持ちを心地良いものに変えることに成功しました。

これが、日本でのクロスの元々の使われ方といわれています。

5つのタイプのクロスの特徴

現在多くのテナント・オフィス・住宅の天井・壁にはクロスが使われています。

こちらでは、現在日本でよく使われる5つのクロスについてご紹介します。

①ビニールクロス

ビニールクロスとは、現在日本の住宅で最も使われているクロスです。

一般的にクロスといえば、ビニールクロスのことを指します。

ビニールクロスは、原料に「塩化ビニール樹脂」が使われていることから、その名が付けられています。

特徴は価格が安く・種類が豊富で・長持ちすることから、最も使い勝手が良いクロスといわれています。

➁紙クロス

最近は和風インテリアブームのため、紙クロスの人気が高まっています。

日本では主に「コウゾ」「ミツマタ」を原料にした、和紙タイプのクロスが多く出回っています。

ビニールクロスと異なり、落ち着きがあり、和室のインテリアをワンランクアップしてくれます。

➂珪藻土壁紙クロス

珪藻土(けいそうど)壁紙クロスも、最近は健康ブームの影響で、和紙クロスと並んで人気です。

また完全珪藻土壁を造れない時には、代替として採用されます。

ただし、代替クロスであっても、本物と同じように部屋の湿気の調整をしてくれます。

④ウッド調クロス

ウッド調クロスとは「天然木」を原料にして、造られているクロスのことです。

本物の木目が使われているので、お部屋に貼ると木の温もりを感じることができます。

⑤ポリオレフィンクロス

ポリオレフィンクロスとは「ポリエチレン」「ポリプロピレン」などのプラスチック素材が主原料で造られているクロスです。

特徴は「無味」「無臭」「無毒」です。

ポリオレフィンクロスが使われている理由は「塩化ビニール製」のクロスが、シックハウスの原因であったことから開発されました。

クロスと内装解体の関係

クロスは、テナント・オフィス・住宅の内装解体・リニューアル・レイアウト変更などが行われると、真っ先に取り替えられる内装材です。

一般的には、下地材であるプラスターボード(石膏ボード)と一緒に内装解体されます。

下地が板材などの場合は、クロスのみの「クロス剥がし」が行われます。