ブログ

2023.04.17すべて

アスベストを使用した製品②

解体 大坂 

アスベストを使用した製品②

この記事ではアスベストを使用した製品を紹介します。

ジョイントシートやシール材

石綿製品はパイプラインの接続の部分の継ぎ目をパッキングするシール材としての利用されたり、ガスケットなどのジョイントシートとして使用されました。

石綿とゴムを主原料にしていたジョイントシートは、2012年3月に製造禁止、使用禁止になっています。

石綿リボンや石綿紙

石綿リボンは、歯科技工で使われていました。石綿リボンの販売していた時期は1992年くらいまでで、それより以降は販売が禁止されています。

石綿紙は、電気絶縁材やソーダ用の電気隔膜などに使われていました。

その他の石綿含有建材製品

耐音性や耐火性が高いアスベストは、多くの建築製品に使われていました。鉄骨などの耐火被覆材、結露防止材、吸音、外装材、内装材など様々な用途で使用されてきました。1955年頃から1989年頃までは、アスベスト含有の塩化ビニール石綿床タイルなども使われていました。

アスベストが使用されているかを見分ける方法

建物にアスベストが使用されているかを正確に調べるためには、専門の知識がないとなかなか難しいです。アスベストの有無を知りたい場合は専門の業者に依頼するのが良いでしょう。

アスベスト調査には、建築物石綿含有建築調査者、日本アスベスト調査診断協会の登録者などに依頼しましょう。また、施工会社や住宅販売会社に、アスベストの有無を確かめるという方法もあるでしょう。

アスベストがいつから使用され始めたのかを知っていれば、確実ではないですがアスベストの有無をある程度、予想することは可能です。

日本でアスベストが使用され始めたのは1941年頃ですので、それ以降に建てられた建築物は、アスベストが含有している可能性はゼロではないでしょう。

1970年代から1990年代が、アスベストの使用のピークだといわれています。この頃に建てられた建築物にはアスベストが使用されている可能性が高いでしょう。

しかし、あくまでも予想なので確実に知りたい場合は専門家に依頼する必要があります。

アスベストに関連する補助金の制度

アスベスト調査には補助金制度というものがあります。ですが、各自治体により補助金制度の条件は異なります。アスベスト調査する場合は、まず地域の担当部署に問い合わせてみましょう。

アスベストが使用されていない場合でも補助金の対象になりますので、少しでも不安な場合は補助金制度を利用してアスベスト調査を依頼するとよいでしょう。