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2023.03.28すべて

アスベスト(石綿)とは

解体 大坂 

アスベスト(石綿)とは

アスベスト(石綿)の解体作業の流れを解説します。アスベストはどのような建築建材なのか?なぜ使用禁止になったのかを説明した上で、どのような作業をするのかまとめました。補助金の仕組みからアスベスト解体の注意点まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アスベスト(石綿)とは

アスベストは石綿ともよばれ、過去に防音材や断熱材、保温材などの建築建材として多く使われていました。アスベストはその性能がよく、なおかつ安価で扱いやすいという理由で一般住宅、集合住宅、ビルなどの建物にも使用されてきました。しかし、アスベストが健康被害を起こすことがわかったため、現在では使用が禁止されています。

アスベストを使った建材や吹き付けがされた住宅の解体工事には、アスベストの飛散防止のために厳重な態勢での撤去作業が行なわることになります。

この記事では、アスベストについて詳しく解説していきます。

アスベストの特徴とは

アスベストとは天然鉱物の総称になり、繊維状に変形しているのが特徴になります。アスベストは「石綿」とも呼ばれていて、1955年から1975年代の高度成長期に日本の建物に多く使用されてきました。アスベストは耐熱性や耐久性に特化した優れた性質を持っています。

なおかつ安価で取り入れることが可能だったため、防音材や断熱材などの建材として多く使われてきました。この性質の数々から、アスベストは過去には「奇跡の鉱物」と呼ばれていた時代もあります。

アスベストの危険性

アスベストは非常に細かく飛散しても肉眼では見えないくらい小さいために、空気中に漏れると知らない内に体内に取り込んでしまいます。

そして吸い込み続けたアスベストは肺に刺さるようにして存在し、体内に吸収される事はないのです。

長い間、アスベストを吸い込んでいると、咳や呼吸困難の症状が出たり、最悪の場合肺がんや中皮腫などを患う可能性もあります。

特徴としてアスベストは吸い込んですぐに症状が出ることは少なくて、だいたい15~40年程で健康被害症状が出るといわれています。