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2020.10.01すべて

クロスと内装解体!クロスとは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係するもので「クロス」というものがあることはご存じでしょうか?

 

クロスはテナント・オフィス・住宅の内装にとっては、なくてはならないものです。

 

では、クロスとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

今回は クロスと内装解体 クロスとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

クロスとは一体どんなものか?

 

みなさんは、クロスとは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

 内装解体に関係するクロスを一言でいうと「室内の天井・壁に貼る内装材」のことです。

 

クロスの語源・発祥とは?

 

クロスの語源は「クロース(布)」からきています。

 

クロスは、日本では洋風住宅が増えてきたことから広がったようなイメージがあります。

 

ところが元々、昔の日本家屋でも採用されていました。

 

実はクロスの発祥は「壁紙」からきています。

 

昔の日本家屋の壁の材料は「土」や「板」で造られていました。

 

ところが「土」や「板」では、華やかさに欠けており、そのままでは客をもてなす時に不都合でした。

 

当時の人たちは、無機質な壁に紙を貼ったり、布を貼ったりすることで化粧を施し、住人や客の気持ちを心地良いものに変えることに成功しました。

 

これが、日本でのクロスの元々の使われ方といわれています。

 

5つのタイプのクロスの特徴

 

現在多くのテナント・オフィス・住宅の天井・壁にはクロスが使われています。

 

こちらでは、現在日本でよく使われる5つのクロスについてご紹介します。

 

①ビニールクロス

 

ビニールクロスとは、現在日本の住宅で最も使われているクロスです。

 

一般的にクロスといえば、ビニールクロスのことを指します。

 

ビニールクロスは、原料に「塩化ビニール樹脂」が使われていることから、その名が付けられています。

 

特徴は価格が安く・種類が豊富で・長持ちすることから、最も使い勝手が良いクロスといわれています。

 

➁紙クロス

 

最近は和風インテリアブームのため、紙クロスの人気が高まっています。

 

日本では主に「コウゾ」「ミツマタ」を原料にした、和紙タイプのクロスが多く出回っています。

 

ビニールクロスと異なり、落ち着きがあり、和室のインテリアをワンランクアップしてくれます。

 

➂珪藻土壁紙クロス

 

珪藻土(けいそうど)壁紙クロスも、最近は健康ブームの影響で、和紙クロスと並んで人気です。

 

また完全珪藻土壁を造れない時には、代替として採用されます。

 

ただし、代替クロスであっても、本物と同じように部屋の湿気の調整をしてくれます。

 

④ウッド調クロス

 

ウッド調クロスとは「天然木」を原料にして、造られているクロスのことです。

 

本物の木目が使われているので、お部屋に貼ると木の温もりを感じることができます。

 

⑤ポリオレフィンクロス

 

ポリオレフィンクロスとは「ポリエチレン」「ポリプロピレン」などのプラスチック素材が主原料で造られているクロスです。

 

特徴は「無味」「無臭」「無毒」です。

 

ポリオレフィンクロスが使われている理由は「塩化ビニール製」のクロスが、シックハウスの原因であったことから開発されました。

 

クロスと内装解体の関係

 

クロスは、テナント・オフィス・住宅の内装解体・リニューアル・レイアウト変更などが行われると、真っ先に取り替えられる内装材です。

 

一般的には、下地材であるプラスターボード(石膏ボード)と一緒に内装解体されます。

 

下地が板材などの場合は、クロスのみの「クロス剥がし」が行われます。