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2020.10.20すべて

ケイカル板と内装解体!ケイカル板とは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係する材料で「ケイカル板」というものがあることはご存じでしょうか?

 

ケイカル板は、主に建物の「化粧材(表面材)の基材」として使われることが多い材料です。

 

では、ケイカル板とは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

今回は ケイカル板と内装解体 ケイカル板とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

ケイカル板とは一体どんなものか?

 

みなさんは、ケイカル板とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

 内装解体に関係するケイカル板を一言でいうと「水・火の両方に強い化粧板の基材」のことです。

 

基材とは、それ自体がさらに加工や塗装ができる素材のことです。

 

ケイカル板の正式名称は「ケイ酸カルシウム板」といいます。

 

そこから略して「ケイカル」または「ケイカル板」と呼ばれるようになりました。

 

ケイカル板の原料とは?

 

ケイカル板の主な原料は、石灰質原料・けい酸質原料・繊維・混和材料が使われています。

 

製造は、ウエットマシンで妙造(しょうぞう)されます。

 

妙造とは、原料をすいて造る製法のことをいいます。

 

ケイカル板の2つのタイプ

 

ケイカル板は大きく分けると、天井・壁に使われる「ケイ酸カルシウム板タイプ2」と、鉄骨の耐火被覆材に使われる「ケイ酸カルシウム板タイプ3」に分かれます。

 

今回は天井・壁に使われる「ケイ酸カルシウム板タイプ2」についてご説明します。

 

ケイカル板が使われている建物とは?

 

ケイカル板が使われている建物は、次の通りです。

 

①店舗

 

➁倉庫

 

➂工場

 

④スーパーマーケット

 

⑤オフィスビル

 

⑥学校

 

⑦病院

 

⑧住宅

 

おおよそ一般的な建物にはケイカル板は使われています。

 

ケイカル板が使われている場所とは?

 

ケイカル板が使われている場所は、次の通りです。

 

①天井

 

➁壁

 

➂軒天

 

④耐火外壁

 

⑤カーテンウォール等のバックアップ材

 

ケイカル板の施工性とは?

 

ケイカル板は施工が容易にできる建築材料です。

 

丸ノコ・ハンドソー・ホールソー・カッターなどで簡単に切断・開口ができます。

 

またコーキング・ボンド・タッピングねじ・釘・ビス・ステープルで簡単に接着・取り付けが可能です。

 

ケイカル板のイメージとしては、石膏ボードに近い造りです。

 

ケイカル板の基材としての仕上げは?

 

ケイカル板は、主に基材として使用されます。

 

仕上げとしては、主に塗装されることが多いです。

 

その他には、クロス貼り・タイル貼り・化粧紙貼りなどがあります。

 

ケイカル板と内装解体の関係とは?

 

ケイカル板がよく使われるのは、建物のトイレの壁などに使われます。

 

下地には、石膏ボード・べニア板・ケイカル板が貼ってあり、主にコーキングやボンドを使って二重貼りされています。

 

リニューアルでの内装解体の時には、下地材ごとバールを使って解体します。

 

ケイカル板自体は、石膏ボード並みに脆く、簡単にくずすことができます。