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2020.11.28すべて
スラブと内装解体!スラブとは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体に関係する構造で「スラブ」というものがあることはご存じでしょうか?
スラブとは、主に鉄筋コンクリート造の建物に採用されています。
では、スラブとは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。
今回は スラブと内装解体 スラブとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。
スラブとは一体どんなものか?
みなさんは、スラブとは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するスラブを一言でいうと、
「鉄筋コンクリート造の床」のことを指します。
スラブとは「平板」という意味です。
建設業界でスラブといえば、鉄筋コンクリート造の床のことを指します。
一般的にスラブは、鉄筋コンクリート造のマンションやビルに採用されています。
コンクリートスラブの構造とは?
鉄筋コンクリート造の床に使われるスラブは「コンクリートスラブ」です。
コンクリートスラブは「合成スラブ」が一般的です。
合成スラブとは、デッキプレートとコンクリートを一体化した構造のことをいいます。
デッキプレートとは、角波形の薄い鋼板のことです。
コンクリートとは、コンクリートと鉄筋を一体化したものです。
鉄筋コンクリート造の建物の床は合成スラブの働きによって、常時の荷重にかかる応力を小さくして、床を支えています。
スラブの種類
こちらでは、一般的に使われるスラブの種類についてご紹介します。
①2重スラブ
2重スラブとは、文字通り「2重構造のスラブ」のことです。
2重構造のスラブの間には、給排水管などを設置しています。
給排水管が大きなものが必要な時に採用されます。
➁フラットスラブ
フラットスラブとは、床スラブの下部に梁がない、フラット(平坦)な構造のスラブのことです。
天井を高くして、解放感が欲しい時に採用されます。
➂屋根スラブ
屋根スラブとは、屋根部を勾配のない水平な床にしたものです。
ただし、完全な勾配0ではなく、わずかながら水勾配がつけられています。
こちらは屋上を庭やアウトドアスペースとして使いたい時に採用されます。
④片持ちスラブ
片持ちスラブとは、庇(ひさし)タイプのスラブのことです。
片持ちスラブは、主にベランダなどに採用されます。
内装解体とスラブ
一般的に内装解体の時に、直接スラブ自体を解体することは滅多にありません。
ただし、次のケースでは、内装解体とスラブが関係してきます。
①上階の床のかさ上げを解体するケース
上階の床が、コンクリートなどで、かさ上げされている時に、スラブの天端(スラブのコンクリ上部)まで、ハツリ工事をして解体・撤去を行います。
➁下階の天井を解体するケース
内装解体で、下階の天井と設備を解体・撤去を行います。
ただし、この場合スラブ自体はそのままです。
➂上階と下階に配管を通すケース
上階と下階に配管を通す時には、コンクリートハツリ工事とデッキプレート切断工事を行います。
この時には、一部のスラブの解体撤去を行います。