みなさんは、内装解体に関係する製品で「ノンスリップシート」というものがあることはご存じでしょうか？

 

ノンスリップシートとは、建物の床材のことです。

 

では、ノンスリップシートとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

今回は ノンスリップシートと内装解体 ノンスリップシートとは一体なにか についてわかりやすくご紹介します。

 

ノンスリップシートとは一体どんなものか？

 

みなさんは、ノンスリップシートとは一体どんなものかご存じでしょうか？

 

内装解体に関係するノンスリップシートを一言でいうと

 

 「表面にエンボス加工を施した滑りにくい床材」のことです。

 

別名防滑シートと呼ばれています。

 

材質は様々なものが使われています。

 

特にはポリ塩化ビニール素材などが多いといわれています。

 

現在、ノンスリップシートはあらゆる建物の屋外・屋内の床に採用されています。

 

ノンスリップシートの構造とは？

 

こちらでは、屋内用・素足用のノンスリップシートの構造についてご紹介します。

 

上から順番に

 

❶ゴム粒子

 

 ゴム粒子が、エンボス加工のデコボコのことです。

 

❷接着剤

 

接着剤はゴム粒子を固定する役目になります。

 

❸粘着剤

 

粘着剤は接着剤と剥離紙（裏紙）をつなげる役目になります。

 

❹剥離紙

剥離紙とは、裏紙のことです。

 

ノンスリップシートの15の特徴

 

ノンスリップシートには、次の15の特徴があります。

 

❶表面にエンボス加工を施したシート状の床材

 

❷濡れても滑りにくい

 

❸完全屋外対応品・室内対応品・半屋外対応品など環境を選ばない

 

❹変色しにくい

 

❺完全屋外対応品には、UV樹脂コーティン加工がされており、紫外線に強い

 

❻カラーリング・柄が豊富

 

❼裏面には糸が網状に埋め込まれており、強度が高い

 

❽厚みは一般的には2.0mm～2.5mm、浴室用などは4mmがある

 

❾浴室用は発泡材が搭載されており、ケガがしにくく、冷えにも強い効果がある

 

❿掃除・メンテナンスがしやすい

 

⓫上質な空間をコーディネートできる

 

⓬耐熱（110℃前後）・耐水・耐油性に優れている

 

⓭施工が簡単で、ハサミ・カッターで自由自在にカットできる

 

⓮すり減りに強い構造

 

⓯アンモニアなどの消臭機能がある製品もある

 

などの特徴があります。

 

ノンスリップシートが使われている床の場所

 

ノンスリップシートは建物のあらゆる場所の床で使われています。

 

それぞれご紹介します。

 

❶マンション・公共施設の共用の廊下・階段・ベランダ・屋上・バルコニーなど

 

❷浴室

 

❸レストランの厨房

 

❹屋内・屋外プール

 

❺トイレ

 

ノンスリップシートと内装解体の関係

 

ノンスリップシートは、床にボンドで接着されています。

 

内装解体では、専用の工具を使いノンスリップシートを剥がします。

 

剥がし残しやデコボコがあるので、ポリッシャーなどを使いケレン（研磨）をして、掃除をすれば完了です。