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2020.10.21すべて
バールと内装解体?バールとは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体の時に使われる道具で「バール」という道具があることはご存じでしょうか?
建物の内装解体では、外壁は取り壊さないことから、一般的に重機などは使いません。
そのため基本的には、ハンマーやバールなどの手道具がメインで活躍します。
では、バールとは一体どんなもので、内装解体では一体どんな時に使うのでしょうか。
今回は バールと内装解体 バールとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介させていただきます。
バールとは一体どんなものか?
みなさんは、バールとは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するバールを一言でいうと「テコ・釘抜きとして利用できる金属製の工具」のことです。
バールの役目とは?
バールの本来の役目は、テコの原理を利用して、モノを動かしたり、引きはがしたりすることです。
通常はテコの原理を利用しやすいように、片方の先端が90度に曲がっています。
その他にも叩いたり、突き破ったり、掘ったり、壊したりすることができます。
バールの別名とは?
バールは別名「金梃子(かなてこ)」または「金梃子棒(かなてこぼう)」とも呼ばれています。
また、本来バールとは、中型サイズ以上のものを指します。
小さいサイズは、テコの原理を使って釘を抜く機能があることから「釘抜きテコ」という呼び名があります。
6タイプのバールとは?
バールを大きく分けると6タイプのバールに分かれます。
こちらでは、 6タイプのバールの各名称と一般的な使い方についてご紹介します。
ちなみに今回はバールの形、機能を有するものを全てバールとしてご紹介します。
①角型大バール
角型大バールとは、断面が六角形や八角形の形をした大バールのことです。
柄が角型をしているので握りやすく、小さな力で大きなものを動かすことができます。
➁平バール
平バールとは、断面が扁平ながら、柄が平型をしているバールのことです。
最もスタンダードなバールです。
先端を狭い部分に差し込み、テコの原理を使い、対象物を引き剥がすことに使います。
➂パイプバラシバール
パイプバラシバールとは、中身が空洞のパイプになっているバールです。
こちらは、軽量で扱いやすいことから、DIYなどで使われます。
④カジヤ
カジヤとは、ハンディタイプのバールのことです。
使い方は、主に釘抜き専用です。
⑤インテリアバール
インテリアバールとは、先端のヘラを使って、対象物を剥がすことに向いたバールです。
通称スクレーパーバールと呼ばれています。
⑥三徳釘締め
三徳釘締めとは、先端がポンチになっており、フロア釘などの細い釘を打ち込む時に使います。
内装解体でのバールの使い方
バールは一般的な内装解体では、最も使われる工具です。
バールを使って、テナントの天井や壁の石膏ボード・下地を引き剥がします。
また、カウンターテーブルなどを壊したり、扉を取り外したりします。
フロアも丸ノコで切り目を入れた後、テコの原理を使って引き剥がすことができます。
コンクリートや金属以外のモノはほとんど解体できます。