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2020.10.26すべて

プレハブ造と内装解体?プレハブ造とは一体何か?

みなさんは、内装解体に関係する構造で「プレハブ造」というものがあることはご存じでしょうか?

 

プレハブ造は、近年増加傾向にある建築構造です。

 

では、プレハブ造とは一体どんなものなのでしょうか。

 

今回は プレハブ造と内装解体 プレハブ造とは一体何か についてくわしくご紹介します。

 

プレハブ造とは一体どんなものか?

 

みなさんは、プレハブ造とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

内装解体に関係するプレハブ造を一言でいうと「建物の一部、または全部を工場内で製造、その後部材を現場で組み立てる構造」のことです。

 

プレファブ工法ともいいます。

 

プレハブ造の「プレハブ」とは、プレファブリケーションのことです。

 

意味は、プレ(先行して)+ ファブリケーション(製造・組み立て)ということです。

 

(工場で)先行製造して、現場で組み立てるという意味になります。

 

プレハブ造の4つの種類

 

プレハブ造は、戸建て住宅・テナント・オフィス・倉庫・集合住宅・仮設住宅などに採用されます。

 

現在は、主要構造部材によって、主に次の4種類に分類されます。

 

それぞれご紹介します。

 

①木質系プレハブ造

 

木質系プレハブ造とは、主要構造部材に「木材・木質系部材」が採用されているプレハブ造のことです。

 

木質系プレハブ造は、あらゆる組み立て工法に対応しています。

 

主にパネル方式・軸組方式・軸組パネル方式などがあります。

 

現在、特に需要が多いのがパネル方式です。

 

➁ユニット系プレハブ造

 

ユニット系プレハブ造とは、ユニット単位(箱単位)で、工場で完成させるプレハブ造のことです。

 

一般的なユニット系プレハブ造は、工場で天井・壁・床・設備・電気配線・内装・外壁・外部建具まで、ユニットに取り付けます。

 

おおよそ全体の8割工場で完成させます。その後、ユニットのまま出荷、現場でクレーンで組み立てられます。

 

➂鉄骨系プレハブ造

 

鉄骨系プレハブ造とは、基本、工場で製造された軽量鉄骨を軸組工法によって、現場で組み立てるプレハブ造のことです。

 

また、構造耐力がある外壁パネルを取り付けるパネル工法もあります。

 

④コンクリート系プレハブ造

 

コンクリート系プレハブ造とは、いわゆるプレキャストコンクリートパネル造のことです。

 

こちらは、鉄筋コンクリートパネルを工場で製造します。

 

鉄筋コンクリートパネルを、養生後現場に持ち込み、クレーンで床・壁・天井を組み立て、完成させます。

 

プレハブ造と内装解体の関係

 

プレハブ造の戸建て住宅・テナント・オフィス・倉庫・集合住宅・仮設住宅なども内装解体

が行われます。

 

プレハブ造では、主要構造(木質・ユニット・鉄骨・コンクリート)が違うだけで、内装には、さほど違いはありません。

 

また、一般的な建物の内装解体とやり方はほぼ同じです。

 

ただし、構造によっては増改築・リフォーム・リノベーションが難しいものもあります。