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2021.01.11すべて
リノリウムと内装解体?リノリウムとは一体なにか?
みなさんは、内装解体に関係する製品で「リノリウム」をご存じでしょうか?
リノリウムとは、建物の床材のことです。
では、リノリウムとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は リノリウムと内装解体 リノリウムとは一体なにか についてわかりやすくご紹介します。
リノリウムとは一体どんなものか?
みなさんは、リノリウムとは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するリノリウムを一言でいうと
「亜麻仁(アマニ)油を主原料とする床材」のことです。
リノリウムは天然素材から造られた床材
リノリウムと聞くと、一見新種の化学素材のイメージがあると思います。
ただし、リノリウムは、主原料の亜麻仁油の他も、全て天然素材を使用しています。
主に石灰岩・松ヤニ・木粉・コルク粉・ロジン・ジュート・天然顔料などが使われています。
リノリウムは「東リ」の名前の由来
リノリウムは、最近出てきた素材のようなイメージがあります。ところが開発されたのは1860年代のイギリスです。
日本には、加賀藩の寺西福吉がアメリカから持ち込みました。
実はリノリウムは、1919年に寺西福吉が創業した「東洋リノリユーム(東リ)」の名前の由来にもなっています。
それほど昔からある素材で、当時の軍艦の甲板に使われるほど、耐久性が高い素材です。
リノリウムは環境問題の影響で一気にトレンド素材に
リノリウムは天然素材・高価格であることから、化学素材におされ、一旦は使われなくなりました。
ところが現在は、環境問題の影響から、見直されるようになり、一気にトレンド素材になりました。
例えるとリノリウムは、壁材に使われている「珪藻土(けいそうど)」の床材版といったイメージです。
リノリウムが使われている場所
リノリウムは主に次の場所で使われています。
❶病院
❷老人ホーム
❸学校
❹ヨガスタジオ
❺バレエスタジオ
❻プラティススタジオ
❼住宅
など、主に癒しが必要な場所に使われています。
リノリウムの11の特徴
リノリウムには次の11の特徴があります。
それぞれご紹介します。
❶亜麻仁油が主原料の床材
❷主原料以外も、ほとんど天然素材が使われている
❸約160年も前から使われている素材
❹耐久性が高い素材
❺高価格
❻環境問題の影響で、再ブーム、一気にトレンド素材になる
❼癒しが必要な場所に使われている
❽有害物質が発生しにくい
❾熱・火に強い
❿滑りにくく、歩きやすい
⓫掃除がラク
リノリウムの内装解体の方法
リノリウムは、塩ビ系シートと同じように施工されています。
施工は、床の長さに合わせてカットされ、専用の接着材を使って床に接着されています。
リノリウムの内装解体は、逆にリノリウムを床下地材から剥がします。
専用の剥がし用工具・ケレン道具を使ってリノリウムを剥がします。