ブログ
2023.08.11すべて
ロックウールとアスベストの危険性を解説②
ロックウールとアスベストの危険性を解説②
ロックウールのメリットとは?
人体への危険性がないだけはでなく、ロックウールを使うメリットとしては吸音性、断熱性、耐火性です。
吸音性に優れているので、室内で大きな音を出す時の防音建材として有効でしょう。また断熱性にも優れています。
断熱性とは、室外の暑さ、寒さが室内に伝わりにくくする能力の事なのですが、この点もロックウールは優れています。
密度が高いほど通気への抵抗力が強くなって、断熱の性能が上がります。
またロックウールは耐火性も優れているため、もし火事になっても燃え広がりにくい特徴があります。
ロックウールのデメリットとは?
ロックウールを使うデメリットは値段と断熱性の脆さです。メリットでもあるその優れた性能であるがゆえに、値段も高くなってしまいます。
また、吸水性はありますが、湿ると性質が変わってしまうので、メリットである断熱性が弱くなってしまいます。
ロックウールとアスベストはどう違う?
ロックウールとアスベストの最も大きな違いとしては、やはり人体への危険性でしょう。アスベストは吸引すると人体に害を与えてしまいますが、ロックウールはそのような危険性がなく無害なのです。
一部のネットなどの記事で「ロックウールにも危険性がある」という情報などがありますが、誤りです。
国際がん研究機関(IARC)では、物質を発がん性のあるものとないものに分類をしています。
ロックウールはヒトに対する発がん性について分類できないグループ3に分類されています。
このグループ3には、コーヒーやお茶など120種類もの分類がされています。
しかし、アスベストは人に対する発がん性があるグループ1に分類がされており、非常に危険性が高いです。