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2020.08.11すべて
内装解体での下請とは?下請とはだれのことで何をやるのか?
みなさんは、内装解体に「下請(したうけ)」という言葉があることはご存じでしょうか?
「下請」は、内装解体などの「工事」が関係する現場では、今でも普通に使われている言葉です。
では、内装解体においての「下請」とは一体どんなものなのでしょうか。
今回は内装解体での下請とは 下請とはだれのことで何をやるのか についてわかりやすくご紹介します。
内装解体での「下請」とは?
みなさんは、内装解体での下請とは、一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体での下請を一言でいうと「元請業者と内装解体工事の請負契約を結ぶこと。または元請業者と請負契約を結んだ業者そのもの」のことになります。
「下請」のポイントになるのが、あくまで元請業者と「請負契約」を結んでいるのか、どうかがポイントになります。
なので、仮に元請業者と「請負契約」以外の契約を結んでいれば、一般的には「下請」とはいいません。
ここに出てくる元請業者(もとうけぎょしゃ)とは、内装解体工事の発注者と、直接内装解体工事の「請負契約」を結んだ業者のことになります。
また「請負契約」とは、指定した物件の内装解体工事の依頼・完了期日・報酬支払の約束の最低3点が記載されている契約書で、契約を結ぶことをいいます。
ちなみに元請業者と、内装解体工事の「請負契約」を結んだ業者のことを「下請業者」、個人のことを「下請負人」という呼び方をします。
ただし、ほとんどの場合「下請」という呼び方でひとくくりにされています。
「下請」は、建築業界や解体業界に多く、内装解体業界も例外ではありません。
内装解体での「元請」と「下請」と「孫請」の関係とは?
内装解体工事では、発注者と直接内装解体工事の「請負契約」を結び、自社のみで工事を完了させてしまう元請業者があります。
一方、発注者と直接内装解体工事の「請負契約」を結んだ後、今度は自社が他の業者と「請負契約」を結び、内装解体工事業務を発注する側にまわる元請業者もいます。
この発注する側にまわる元請業者と、内装解体工事の「請負契約」を結ぶ業者のことを「下請業者」といいます。
さらに、この「下請業者」と、内装解体工事の「請負契約」を結ぶ業者のことを「孫請業者(まごうけぎょうしゃ)」といいます。
この時「元請」と「下請」と「孫請」との関係は、「元請(親)」と「下請(子)」と「孫請(孫)」という関係になります。「元請(親)」ほど強く、「孫請(孫)」になるほど弱くなります。
また「下請」のことを「一次下請け(いちじしたうけ)」、「孫請」のことを「二次下請け(にじしたうけ)」という呼び方をします。
一般的には、元請業者の規模が大きいほど、「下請」「孫請」は増えていく傾向にあります。