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2023.05.05すべて

内装解体工事の単価相場や手順④

解体 大坂 

内装解体工事の単価相場や手順④

 

内装解体工事の坪単価が高くなる要因とは

内装解体工事の坪単価が高くなる要因や原因について紹介します。

内装解体工事の費用が高くなってしまう要因をしっかり理解して、前もってできる事を知っておきましょう。

厨房設備が多いケースや運搬に手間がかかるケース

内装解体工事を行う際に、費用がかかってしまう要因の1つが厨房設備の撤去や運搬になります。

解体工事をする店舗が厨房を設置している店舗であった場合ですと、厨房などの大型設備を解体工事する際の費用が高くなってしまうのです。

テナントを借りているという場合には、原状回復工事を求められるケースが多いでしょう。

そのために、厨房設備のような大型の冷蔵庫やコンロなどが多いと、配管や水道管の修復、運搬などに費用がか買ってしまいます。

アスベストの除去をしなければならないケース

内装解体工事でアスベスト(石綿)の除去をしなければならないケースでも費用が高くなってしまいます。

アスベストは、天然の繊維状の物質で、保温や断熱の目的で建設する時に、吹き付けられている場合があります。

1955年頃から使われ始め1975年頃まで、吹付けアスベストとして使用されていました。
その後、石綿含有保温材やロックウールなどに形を変えて使用されていましたが、2012年3月からは完全に製造、使用ともに禁止されています。
古いビルなどでは、アスベストが含有されてるケースがあるので、アスベストの調査を行い、含有していた場合に除去作業が必要になります。

調査の費用も必要で、除去をするためには特殊な方法になるので、費用が高くなってしまうでしょう。

アスベストは、非常に細かい物質ですので空気中に飛散していて、大量に吸引してしまうと悪性中皮腫や肺線維症などの疾患を引き起こす可能性があるのです。

さらに、アスベストを撤去するためには、専門の知識や届出を出す必要があるので、前もって確認しておきましょう。

産業廃棄物が多い場合

内装解体工事をする際に、産業廃棄物が多い場合でも費用が高くなってしまいます。産業廃棄物とは、解体工事の作業を行った際に出るゴミの事です。

多ければ多いほど費用が増えてしまいます。また、解体業者によっては、適切に処分してくれない場合もあります。

産業廃棄物の処理をするためには、産業廃棄物収集運搬業の許可が必要になります。

解体業者の場合では、許可を得ている解体業者も多いのですが、産業廃棄物収集運搬業の許可を得ていない解体業者も存在していて、その場合は、解体業者とは別に運搬業者に収集の依頼をする必要があるため、費用が高くなります。

解体工事費用が安い解体業者の場合では、この適切な処理をせずに不法投棄などをしている可能性もあるので、自社で産業廃棄物処理を行なう場合は許可証の確認、運搬業者を利用している場合にも運搬業者の許可証などのチェックをしてください。