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2023.10.12すべて

内装解体工事の費用を抑えるには①

内装解体工事の費用を抑えるには①

 

内装解体工事とは、建物本体の構造部分はそのままで内装の部分だけを解体する工事のことをいいます。
例えば、ビルの一室に入居している店舗が退去をする際、内装解体工事を行って元の状態に戻す「原状回復工事」をおこないます。

この記事では、内装解体工事の種類や必要になる費用の目安、解体業者に依頼する際の注意点や内装解体工事のの費用を抑える方法等を解説していきます。

内装解体工事の種類

内装解体工事の種類としては、「原状回復工事」と「スケルトン工事」があります。

原状回復工事とは、店舗などを退去するにあたって入居する前の状態に戻す工事のことです。
入居した際に入居者が天井や壁、床の内装部分等を新設した場合は、退去する時には内装解体工事で取り除いて元の状態に戻す必要があります。

また、入居している間に元の内装も部分を傷つけてしまったり壊したりしたような場合は、内装解体工事を行ってから元の綺麗な状態に戻す工事を行います。

スケルトン工事は、屋根や外壁、柱、梁、床スラブ等の構造の部分を残しそれ以外を撤去する工事のことです。
例えば、鉄筋コンクリート造の建物の場合ですと、天井や壁の石膏ボード及びその下地材、床のフローリングとその下地材の撤去をしてコンクリートむき出しの状態となります。

内装解体工事の対象

建物の用途等によって内装は大きく異なります。
例えば事務所の場合では使い方が似ているので、どこも同じような仕様になりますが、飲食店舗などの商業店舗の場合は装飾等も多くなり各店舗で内装が大きく異なります。

つまり事務所を借ようと思う場合は最初から事務所仕様の状態で借りるというのが一般的で、飲食店舗はスケルトンの状態で借りるのが一般的となります。
そのため、退去する時の原状回復工事において、内装解体工事の対象が大きく変わります。

事務所の原状回復工事の場合では、天井、壁、床の表面材だけを取りかえるだけですむこともあり、比較的限定的な内装解体工事ですむ場合が一般的でしょう。

これに対して飲食店舗の原状回復工事ではスケルトンの状態に戻す必要があるため、表面材だけではなく下地材ごとすべて撤去することとなり内装解体工事の対象が広がります。

なお、一般的には造りつけのカウンターや座席、パーティション、厨房機器、排気ダクト、エアコン、電灯なども一内装解体の対象となります。