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2023.04.21すべて

原状回復の費用の相場①

解体 内装解体

原状回復の費用の相場①

原状回復の費用の相場としては、水回りですとカビや水垢が5,000円~2万円、油汚れは1万5,000円~3万円程になります。その他の箇所では、必要な面積によって異なります。

例えば天井などに付いたたばこの煙による汚れなどでは、1㎡当たり800円~1,500円程度だとされています。

解体工事の費用の負担割合の計算の方法

借主が負担をする原状回復の費用は退去する時の残存価値、つまり床や壁紙、設備の入居した時から退去する時までに経年劣化した分を引いた残りの価値によって変わります。

次のような計算式で求める事ができます。

原状回復費用=費用原状回復の総額×残存価値割合
・残存価値割合=1-居住年数÷原状回復が必要な箇所の耐用年数

原状回復が必要な箇所の耐用年数とは、流し台や壁紙などの後から交換が可能なものであれば法律で所定の年数が定められています。

柱やフローリングなどの、建物に固定されているようなものは建物自体の耐用年数と同じになります。また、ふすま紙や畳表などは消耗品だとみなし、全部交換するものとして計算をします。

オフィスや店舗の原状回復の方法は2種類

オフィスや店舗の原状回復には、スケルトン工事と内装解体の2種類あります。

スケルトン工事とは建物の構造部分以外の、電気配線や給排水の配管などを含めた全ての設備を解体、撤去する事です。

内装解体は照明器具、壁紙など、借主が入居した後に設置をした設備のみの撤去をする事をいいます。内装解体工事の後の修繕工事のことを現状復帰と呼んで区別する業者もあります。