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2020.11.23すべて
安全靴と内装解体?安全靴とは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体の時に使われる道具で「安全靴(あんぜんぐつ)」という道具があることはご存じでしょうか?
内装解体現場は危険だらけです。
通常、内装解体現場には安全靴を履かないと入れません。
では、安全靴とは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。
今回は安全靴と内装解体 安全靴とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介させていただきます。
安全靴とは一体どんなものか?
みなさんは、安全靴とは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係する安全靴を一言でいうと
「つま先を先芯(さきしん)によって防護した、滑り止めがある靴」のことです。
一般的には「先芯入りの作業靴」のことを、全て安全靴と呼んでいます。
先芯とは、つま先に入った衝撃に強い部材です。
主に「樹脂先芯」と「スチール先芯」が多く採用されています。
また、中底が鋼板でできているものもあります。
中底が鋼板でできていることから、釘・ガラス・金属片などから足を守ってくれます。
安全靴の4つのタイプとは?
安全靴には、次の4つのタイプのデザインがあります。
それぞれご紹介します。
①短靴タイプ
短靴タイプとは、ローカットタイプです。
くるぶしまでしかなく、履きやすく、脱ぎやすい靴です。
安全靴の中でも最も一般的な靴です。
➁中編上靴タイプ
中編上靴タイプとは、ハイカットタイプです。
くるぶしが隠れるくらいのデザインです。
主に溶接が絡む現場での作業に使われます。
➂長編上靴タイプ
長編上靴タイプとは、すねを防護してくれるデザインです。
ズボンのすそを隠すことができます。
巻き込まれ、引っ張りに強いデザインです。
主に解体現場、建築現場で使われます。
④長靴タイプ
長靴タイプとは、ひもなしの長靴のデザインです。
ひもなしなので、履きやすく、脱ぎやすい安全靴です。
また、長靴であることから、雨の日や濡れる現場で使われます。
安全靴の3つのメリットとは?
安全靴には主に3つのメリットがあります。
それぞれご紹介します。
①衝撃に強い
安全靴の1つ目のメリットが「衝撃に強い」ことです。
先芯・鋼製の中底が入っており、靴の素材も頑丈であることから衝撃に強いです。
また、溶接の熱・化学薬品の飛散にも対応できます。
➁足元が悪い場所でも使える
安全靴の2つ目のメリットが「足元が悪い場所でも使える」ことです。
安全靴は、グリップ力が高く、しっかりと地面をつかみます。
そのため、足元が悪い場所でもストレスなく歩くことができます。
➂帯電防止性能がある
安全靴の3つ目のメリットが「帯電防止性能がある」ことです。
全ての安全靴ではありませんが、帯電防止性能が搭載されたモデルもあります。
帯電防止性能が搭載されていると、静電気を起こしにくく、火災や爆発の発生を抑えます。
また、絶縁効果があることから、感電のリスクも低減できます。
安全靴と内装解体の関係
安全靴は、内装解体では必需品です。
安全靴がないと、内装解体現場には入れません。
基本的に内装解体の現場は足場が悪いです。
特に木造の内装解体の場合は「くぎ」などが露出して大変危険です。
また、解体材の落下もあります。
さらにコンクリートのハツリ・鉄骨材の切断があるので、作業者の安全を守るために安全靴は必要です。