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2023.07.23すべて
家の傾きを放置すると危険③
家の傾きを放置すると危険③
家が傾く原因とは何でしょう?家が傾く主な原因を紹介します。
建物の劣化
建物の傾きは、床が傾いている場合と建物全体が傾いてしまっているものとがありますが、築年数が経過してくると家全体が劣化していきますので、床や、家を支えている柱や土台などが徐々に腐食していき、やがて傾いてしまうというケースがあります。
その腐食の主な原因としては、雨漏りからの湿気によるものなどやカビ、シロアリの被害といったことがあげられます。
それ以外にも、新築した時の施工不良や設計ミスなども原因としてあるようです。
そこまでいかなくても家の重心などがバランスよく配分されていない造りの場合では、荷重のかかる箇所が徐々に下がってしまうことや、地震などによる地盤沈下などが原因として考えられます。
地盤沈下
上記でもふれていますが、そもそもの地盤が軟弱な地域があり、そのような場所で建物を建築すると不同沈下と呼ばれる地盤の沈下による家の傾きが起きる場合があります。
地盤沈下や不同沈下が起こる原因としては、軟弱な地盤をしっかり改良しないでその上に家を建ててしまったことです。
シロアリ
シロアリの被害は、床下の湿気や木材の腐食、日陰といった条件などが揃ってしまうと起こりやすくなるといわれています。
シロアリは風通しが悪い日の当たらない空間を好むので、腐食が進んで湿った柔らかい木材を求め春から梅雨にかけて地中から出てきて活動します。
気づかないうちにどんどん浸食されて、柱などの木材の支持力がなくなってしまって、結果、家が傾いてしまいます。
雪の重み
降雪地帯などでは避けることのできない問題の一つに、屋根に積もった雪の重みがあるでしょう。
雪は屋根全体に降り注いで、湿ったものになると重量もかなりあります。
冬の間に積もってしまった雪が日中の暖かい太陽によって溶け、自重で圧縮していきます。そこへさらに雪が降るとまた上に積もり、どんどん重くなってしまいます。
そのような雪の重みで、家を支えている地盤に想定していなかった力にかかり、家が傾いてしまう場合があります。
それだけではなく、屋根が抜け落ちてしまったり、屋根の上で固まった雪などが地面に落下してしまったりなどという危険もあるために、こまめに雪下ろしを行いましょう。