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2020.07.27すべて
居抜き物件とは何か?居抜き物件のメリット・デメリット!
みなさんは「居抜き物件」が、どんなものかご存知でしょうか?
不動産サイトで、テナントなどの物件を探している時に、居抜き物件という表示があります。
では、居抜き物件とは一体どんなものなのでしょうか。
今回は、居抜き物件とは何か 居抜き物件のメリット・デメリット についてわかりやすくご説明させていただきます。
「居抜(いぬき)き物件」とは一体何か?
居抜き物件とは、店舗、テナント、オフィス、工場などを貸したり、売ったりする時に使われる不動産用語です。
居抜き物件を一言でいうと「前のテナントのほぼ全ての内装をそのまま残した状態の物件」ということです。
例えると、前のテナントがカフェであれば、次の借主が借りた翌日からカフェをオープンできる内装、家具、機材、設備がフルスペックでそろっているということです。
〇一部居抜き
居抜き物件の中には、天井、壁、床などの内装だけをそのまま残した物件、以前がラーメン屋であれば厨房だけ残した物件、逆に客席だけを残した物件などがあります。
このように内装、家具、機材、設備が一部だけしか そろってない物件を「一部居抜き」と呼びます。
通常一部居抜きは「〇〇だけ残っています」という表示をされます。
〇一部居抜き&スケルトン仕上げ
一般的に一部居抜きになると、残した箇所以外の空間は「スケルトン仕上げ」になります。
スケルトン仕上げとは、内装や基本設備を全て解体・撤去した状態で、構造体が露出した状態のことです。
居抜き物件の真逆の状態が、スケルトン仕上げ、スケルトン物件ともいえます。
〇居抜きの造作譲渡
一般的に居抜き物件には、2人のオーナーが存在します。
1人は建物・物件のオーナー、もう1人は内装、家具、機材、設備のオーナーです。当然内装、家具、機材、設備のオーナーは前物件の借主です。
居抜き物件になると、新規の物件の借主と前物件の借主との間で「造作譲渡の契約」を結ぶ必要があります。
この時発生するのが「造作譲渡料」であり、内装、家具、機材、設備を譲る代金のことです。
居抜き物件の6つのメリット!
こちらでは居抜き物件の6つのメリットについてご紹介します。
①前借主に、内装解体費用が発生しない
②前借主に、造作譲渡金が発生する
③前借主は、物件明け渡し日ギリギリまで営業ができる
④新借主は、前テナントの内装、家具、機材、設備をそのまま利用できる
⑤新借主は、最速で営業をスタートできる
⑥新借主が決まっていれば、物件オーナーに継続して家賃収入が入る
居抜き物件の3つのデメリット!
こちらでは居抜き物件の3つのデメリットについてご紹介します。
①古いトレンドの内装や家具で営業をしなければならない
②機材、設備の故障が発生する可能性が高い
③前テナントのイメージを引き継いでしまう