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2020.10.13すべて
構造用合板と内装解体!構造用合板とは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体に関係する材料で「構造用合板(こうぞうようごうはん)」というものがあることはご存じでしょうか?
構造用合板は、主に建物の下地材として使われることが多い材料です。
では、構造用合板とは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は 構造用合板と内装解体 構造用合板とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。
構造用合板とは一体どんなものか?
みなさんは、構造用合板とは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係する構造用合板を一言でいうと「建物の躯体を支える機能を持ち、構造体としても使用することができる合板材」のことです。
もっと簡単にいうと、構造用合板とは、合板でありながら建物の梁(はり)や桁(けた)を支える柱のような機能を持つ合板材ということです。
「構造用合板 = 構造的機能 + 合板」
という式が当てはまります。
合板とは一体どんなものか?
ところでみなさんは、構造用合板にある「合板」とは一体どんなものかご存じでしょうか?
合板とは、複数枚の板を重ねて造る板材のことです。
原木や丸太をかつら剝きにした薄い1枚板のことを「べニヤ」または「単板」といいます。
合板の造り方は、このべニヤを乾燥させます。
次に、木目方向を1枚ごとに直交(90度転回)させて重ねます。
1枚事に接着剤を塗り、貼り合わせたものを「合板」といいます。
構造用合板は、この合板の中の1つということです。
構造用合板の見分け方
構造用合板は強度規定「1級・2級」、9タイプの品質、2種類の接着耐久性で見分けることができます。
①強度規定「1級・2級」の違いとは?
強度規定「1級・2級」の違いとは、JASが規定した強度試験の結果によって決まった違いのことです。
1級の特徴は、流通量が少なく、特殊な場合に使われます。基本的に特別注文になります。
2級の特徴は、流通量が多く、現在使用されている構造用合板のほとんどが2級です。
➁9タイプの品質の見分け方
構造用合板は、表面・裏面の組み合わせで、合計9タイプに分けられます。(別の分け方も存在します)
それぞれのタイプの違いは、アルファベット4文字「A・B・C・D」を、2つ組み合わせて「A-B」のように作られます。
例えば、最上級の品質を持つ構造用合板は、表面「A」・裏面「B」になります。
表示は「A-B」と表示されます。
「A」が最上質の表面材で、「D」が最低品質の表面材ということです。
➂接着耐久性とは?
接着耐久性は「特類・1類」の2つで表されます。
特類とは、接着剤の耐久性が高い品質のものです。
主に外壁や屋根の下地材として使われます。
1類とは、接着剤の耐久性の低い品質のものです。
主に防水処理された外壁・屋根の下地材、屋内で雨に濡れない場所にある間仕切り壁、床の下地に使われます。
構造用合板と内装解体の関係
構造用合板は、内装解体の時は、主にフロアなどの下地材として使われている時に関係してきます。
フロアが釘止めだけであれば、フロアだけ解体撤去します。
フロアの下地材である構造用合板はそのまま再利用できます。
もし「釘止め・接着剤使用」であれば、構造用合板も丸ごと内装解体する必要があります。