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2020.09.07すべて

混合ごみと内装解体!混合ごみとは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体の時に発生することがある「混合ごみ(こんごうごみ)」というものがあることはご存じでしょうか?

 

  「混合ごみ」は、内装解体では、 解体がいよいよ終わりに近くなった頃に発生し始めるごみです。

 

この「混合ごみ」については、現在内装解体業者も手を焼いているごみです。できるだけ出したくないタイプのごみでもあります。

 

では、混合ごみとは、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

  今回は混合ごみと内装解体 混合ごみとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

混合ごみとは一体どんなものか?

 

みなさんは、混合ごみとは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

 混合ごみを一言でいうと「種類が入り混じった、分けることが困難なごみ」のことです。

 

例えば、一般的な産業廃棄物(20種類の事業活動ごみ)が、「紙くず」「廃プラスチック」「金属くず」であるとします。

 

そして解体した時のごみを明確に、個別に「紙くず類」「廃プラスチック類」「金属くず類」として、分別することができれば、一般的な産業廃棄物として扱われます。

 

ところが「紙くず」「廃プラスチック」「金属くず」などがゴチャゴチャとして、入り混じって、分別することが不可能な状態になった時に「混合ごみ」として扱われることになります。

 

要は内装解体業者が、これ以上細かく、個別に分別することができません。といった複数の種類のごみが入り混じったものが混合ごみといいます。

 

混合ごみの内訳とは?

 

混合ごみの内訳は、非常に広範囲に及びます。

 

主に次の3つのタイプのごみが当てはまります。

 

①建築・解体現場から排出される産業廃棄物(20種類の事業活動ごみ)の入り混じったごみ 「ミンチ解体」で発生したごみも含む

 

➁可燃または、不燃を問わないごみ

 

➂その他分別不可能なごみ

 

混合ごみの例として、ガラス片・がれき・コンクリートガラ・木くず・紙くず・金属くず・廃油などが複数入り混じったごみのことです。

 

※「ミンチ解体」とは、パケット・つかみ機を取り付けたショベルカー(ユンボ)を使って、一気に、バラバラにしてしまう解体法です。

 

内装解体では、ほとんど使われません。

 

混合ごみの正式名称とは?

 

混合ごみの正式名称は「建設混合廃棄物」といいます。

 

業者間では「下ごみ」という呼び方をしています。

 

内装解体と混合ごみの関係とは?

 

内装解体では、残置物の処分・内装の解体・解体材の分別・解体材の搬出の順序で解体工事が行われます。

 

内装解体がいよいよ終盤に差し掛かり、散乱している細かいごみなどを掃除して、最終的に寄せ集めたごみの中に混合ごみが多く含まれます。

 

解体材・廃材ごとに各ごみを分別できれば、混合ごみは発生しにくくなります。

 

平成14年に建設リサイクル法が施行されたことから一般的には「ミンチ解体」は禁止されています。

 

ちなみに、内装解体は、解体しながらごみ分別を行う「分別解体」を採用しています。