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2020.08.21すべて

産業廃棄物と内装解体!産業廃棄物とは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係する用語で「産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)」というものがあることはご存じでしょうか?

 

 「産業廃棄物」は、内装解体では解体材・廃材などが発生する時に使われる用語です。

 

では、産業廃棄物は、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

  今回は産業廃棄物と内装解体 産業廃棄物とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

産業廃棄物とは?

 

みなさんは、産業廃棄物とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

産業廃棄物を一言でいうと「事業活動によって生じ、法令で定められた20種類の廃棄物(ゴミ)」のことです。

 

この時の事業活動とは、各種工場・製造業・建設業・オフィス業務・商店の商業活動・水道事業、電気事業・ガス事業・インターネット事業・学校活動・各種公共事業・個人事業主の事業・フリーランスの事業などの活動のことをいいます。

 

まとめると、事業の規模に関係がなく、事業活動から発生した法令で定められた20種類の廃棄物(ゴミ)は、全て産業廃棄物となります。

 

また逆に、産業廃棄物以外の廃棄物(ゴミ)を一般廃棄物といいます。

 

産業廃棄物の種類とは?

 

産業廃棄物は合計20種類あります。

 

産業廃棄物を大きく分けると「あらゆる事業活動から発生するもの」と「特定の事業活動から発生するもの」の2つに分かれます。

 

それぞれご紹介します。

 

①あらゆる事業活動から発生するもの

 

❶燃え殻

 

❷汚泥

 

❸廃油

 

❹廃酸

 

❺廃アルカリ

 

❻廃プラスチック類

 

❼ ゴムくず

 

❽金属くず

 

❾ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず

 

❿鉱さい

 

⓫がれき類

 

⓬ばいじん

 

⓭紙くず

 

②特定の事業活動から発生するもの

 

⓮木くず

 

⓯繊維くず

 

⓰動植物性残さ

 

⓱動物系固形不要物

 

⓲動物のふん尿

 

⓳動物の死体

 

⓴ ❶~⓳の産業廃棄物を処分するために処理を行い、❶~⓳の産業廃棄物に該当しないもの (コンクリート固型化物など)

 

内装解体と産業廃棄物との関係とは?

 

建物の内装解体を行うと、解体材・廃棄物の中から大量の産業廃棄物が発生します。

 

内装解体で発生した産業廃棄物には、「建設リサイクル法」によって「分別解体の義務付け

」や「再資源化の義務付け」が、それぞれ解体業者に課せられます。

 

解体業者は産業廃棄物を「分別解体」した後に、産業廃棄物を処分施設へ運び、費用を支払って処分業者へ処分を委託します。

 

この後「再資源化」されたり、次の処分の工程に回され、「再資源化」が不可能な産業廃棄物は最終処分場へ行き埋め立てられます。

 

また、産業廃棄物が、最後まで適正に処理されたか、どうかを確認するには「マニフェスト」で確認することができます。