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2020.12.13すべて

直天井と内装解体!直天井とは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係する構造で「直天井(じかてんじょう)」というものがあることはご存じでしょうか?

 

直天井とは、建物の天井の構造の1つです。

 

では、直天井とは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。

 

今回は 直天井と内装解体 直天井とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

直天井とは一体どんなものか?

 

みなさんは、直天井とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

内装解体に関係する直天井を一言でいうと、

 

「直天井とは、上階の床裏・床スラブ裏・屋根裏を直接使う天井」のことです。

 

一般的には、上階の床裏・床スラブ裏・屋根裏に吹き付けをしたり、塗装をしたりします。

 

また、天井の構造は通常「吊り天井」か「直天井」のどちらかが主に採用されます。

 

直天井の6つのメリット

 

直天井には次にご紹介する6つのメリットがあります。

 

❶屋根裏・床裏・スラブ裏・梁・柱などの躯体が見える

 

❷室内が広く見え、解放感を感じることができる

 

❸デザインの自由度があがる

 

❹クリエーティブなイメージを演出できる

 

❺内装工事の時にコストカットができる

 

❻リノベーションとの相性が良い

 

などがあります。

 

直天井の4つのタイプの天井仕上

 

直天井には、次の4つのタイプの天井仕上がよく採用されます。

 

それぞれご紹介します。

 

①吹付け天井仕上

 

吹付け天井仕上とは、鉄骨材・コンクリート構造体などに「吹付けロックウール耐火被覆材」を吹付ける天井仕上のことです。

 

吹付けロックウール耐火被覆材は、自由度が高く、あらゆる形状の直天井に対応できます。

 

➁塗装天井仕上

 

塗装天井仕上とは、鉄骨材・コンクリート構造体・木造構造体に塗装を施す天井仕上のことです。

 

こちらも自由度が高く、美しい仕上がりが期待できます。

 

最近は都会的で、上質なデザインのクリエーティブなオフィスのリノベーションによく採用されています。

 

➂化粧屋根裏仕上(けしょうやねうらしあげ)

 

化粧屋根裏仕上とは、和風建築の屋根裏天井に見られる仕上です。

 

一般的には垂木(たるき)の上に、木舞(こまい)を貼る仕上になります。

 

特徴は、下から見ると美しい木目調のデザインの屋根裏になります。

 

小舞とは、化粧板のことになります。

 

④打ち込み天井仕上

 

打ち込み天井仕上とは、ケイ酸カルシウム板を直接天井に打ち込む天井仕上のことです。

 

「打ち込む」とは、ビスやくぎで止めるという意味です。

 

その後、塗装を行います。

 

出来上がりのイメージは、住宅の軒天のような仕上がりになります。

 

またケイ酸カルシウム板とは、ケイカル板のことです。

 

住宅の軒天に使われている石こうの板材のことです。

 

内装解体と直天井の関係

 

住宅・テナント・オフィスのリノベーションの時に、直天井が採用されることがあります。

 

元々は吊り天井だった天井を、内装解体することで解体撤去します。

 

その後、スケルトン仕上げにして、内装建築業者に渡します。

 

内装建築業者は、4つのタイプの天井仕上のいずれかで、直天井を仕上げる流れです。