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2020.11.24すべて
紙くずと内装解体!紙くずとは一体どんなものなのか?
みなさんは、内装解体に関係するごみに「紙くず」があることはご存じでしょうか?
紙くずは、内装解体では残置物や混合ごみに扱われることが多いごみです。
では、紙くずとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は 紙くずと内装解体 紙くずとは一体どんなものなのか についてわかりやすくご紹介します。
紙くずとは一体どんなものか?
みなさんは、紙くずとは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するごみで紙くずとは、産業廃棄物の一種のことです。
紙くずは、主に次の3つのカテゴリーから排出された紙類のごみを指します。
①建設業・建築業・解体業などの建物・工作物の新築・改築または、除去・撤去により発生した紙類のごみ
➁製紙業・紙加工品製造業・新聞業・出版業・製本業・印刷物加工業により発生した紙類のごみ
➂PCBを含んだ紙類のごみ
PCBを含んだ紙類のごみとは、一般的にはノーカーボン紙・感圧複写紙・廃感圧紙などの伝票類を指します。
内装解体は、①に含まれ、内装解体で発生した紙類のごみは全て紙くずになります。
紙くず以外の紙類のごみとは?
建設業・建築業・解体業での作業中に発生した紙類のごみは、紙くずになり、産業廃棄物になります。
また、これら以外の紙類のごみは廃棄物であっても、紙くずとは呼ばれません。
紙くず以外は「紙ごみ」と呼ばれ区別されます。
紙ごみは、一般廃棄物として処理されます。
要は紙類のごみの中でも、建設業・解体業を通さない家庭ごみが、紙ごみに扱われます。
内装解体で発生する紙くずとは?
内装解体では、主に次の紙くずが発生します。
一般的には、和風建築の内装に多く紙くずがでます。
①障子紙(しょうじがみ)・襖紙(ふすまがみ)
障子紙は、和風建築で障子に貼られている和紙のことです。
障子は木枠でてきています。
そのため、内装解体の時には、分別が困難なため「混合ごみ」として扱われ、一緒に処分されます。
襖紙も障子紙と全く同じ造りと処分方法になります。
➁壁紙くず
壁紙くずとは、天井・壁の内装仕上げ材として使われている壁紙の不要物のことです。
洋風建築では、クロスに当たります。
内装解体の時は、壁紙だけを剥がすケースと、下地も同時に解体撤去するケースの2つがあります。
壁紙だけを剥がすケースでは、そのまま紙くず扱いになり産業廃棄物になります。
下地も同時に解体撤去するケースでは、分別が困難なため「混合ごみ」として扱われ、産業廃棄物として一緒に処分されます。
➂和風の家具
和風の家具とは、衝立(ついたて)・屏風(びょうぶ)のことです。
こちらも、木枠に和紙が貼られており、障子紙・襖紙とほぼ同じような造りです。
処分方法もほぼ同じです。
④その他の紙類
その他の紙類とは、段ボール・包装材・印刷用紙・新聞紙・裁断紙くずなどがあります。
これらは主に内装解体では、オフィス・工場での「残置物(ざんちぶつ)」として、内装解体現場に放置されたものです。
これらは紙類単体なので、そのまま紙くずで、産業廃棄物として処分されます。
残置物とは、所有者が所有権を放棄して、残していった「モノ」のことです。