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2020.08.19すべて

軽天と内装解体!軽天とは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係する用語で「軽天(けいてん)」というものがあることはご存じでしょうか?

 

「軽天」という用語は、内装解体・内装工事ではよく使われる用語です。

 

では、軽天は内装解体とは、一体どんな関係があるのでしょうか。

 

 今回は軽天と内装解体 軽天とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

軽天とは?

 

みなさんは、軽天とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

軽天を一言でいうと「軽量鉄骨材で造った内装の下地」のことです。

 

〇軽天では「天井下地」と「壁下地」が造られる

 

軽天が使われる部分は、主に天井下地と壁下地です。

 

天井が「建築用鋼製軽量天井下地」が造られ、壁が「建築用鋼製軽量壁下地」が造られます。

 

〇軽天とはLGSのこと?

 

軽天とは、別名LGS(エルジーエス)のことです。

 

正式には「Light Gauge Steel(ライト・ゲージ・スティール)」または「Light Gauge Stud(ライト・ゲージ・スタッド)」のことです。

 

LGSを直訳すると「軽量鉄骨規格」という意味になります。

 

欧米ではLGSを使った家のことをスチールハウスと呼ばれています。

 

〇軽天の名前の由来

 

軽天という名前の由来は、元々は厚みがわすか0.5㎜しかない「軽い天井材」というところが名前の由来です。

 

軽天は、軽鉄とも呼ばれていました。また軽天を扱う業者さんを通称「軽天屋さん」といいます。

 

軽天というのはモロ建築用語、通称のことなので、建築関係・解体関係の人でないとわかりません。

 

〇軽天が使われている構造体

 

ところで、軽天はどんな構造体に使われているのでしょうか?

 

軽天は鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造など、ほぼ全ての構造体の天井下地・壁下地として使われています。

 

特に木造以外の構造体での使用率が高い傾向にあります。

 

軽天材の材料の名称とは?

 

軽天材には次の名称の材料が使われています。

 

①天井材

 

・シングル野縁・ダブル野縁(ボード受け材)

 

・野縁受け(シングル野縁・ダブル野縁受け材)

 

・ハンガー(野縁受けを吊るす材料)

 

・ボルト(ハンガーを吊るす材料)

 

②壁材料

 

・ライナー(天井・床の間柱受け)

 

・スタッド(間柱)

 

・スペンサー(歪み防止材)

 

軽天と内装解体とは?

 

軽天と内装解体は深い関係にあります。

 

現在建てられている鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造の建物のほとんどに軽天が使われています。

 

そのため、内装解体の天井・壁解体といえば「軽天の解体」のことになります。

 

「軽天下地」に使われている材料・組み方を知ることで、内装解体をストレスなくスムーズに行うことができます。