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2020.11.26すべて

重飲食と内装解体!重飲食とは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係する用語で「重飲食(じゅういんしょく)」というものがあることはご存じでしょうか?

 

重飲食とは、主に不動産会社が、あるテナントへの「入居可能業種」を定めたものです。

 

では、重飲食とは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。

 

今回は 重飲食と内装解体 重飲食とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

重飲食とは一体どんなものか?

 

みなさんは、重飲食とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

内装解体に関係する重飲食を一言でいうと

 

 「調理の度合いが大きい飲食店」のことを指します。

 

調理の度合いが大きいとは、調理をするために、設備や器具などが多く必要という意味です。

 

重飲食とは、軽飲食以外の全ての飲食店のことを指します。

 

重飲食と対極にあるのが「軽飲食」です。

 

一般的に軽飲食とは、喫茶店・カフェなどのことを指します。

 

軽飲食は主にコーヒー・酒などのドリンクを中心に提供するお店です。

 

食べ物においては、サンドイッチ・パンなどの軽食をメインに提供します。

 

重飲食の9つの特徴とは?

 

重飲食には、次の9つの特徴があります。

 

①本格的な調理を行う飲食店

 

➁軽飲食よりも、多くの設備などが必要

 

➂厨房が整っており、火を使った調理がメイン

 

④ガス・電気・水・空調・排気の使用容量が大きい

 

⑤油・匂い・煙の影響が強い

 

⑥照明・ネオン・音量が高い

 

⑦設備用の管を通すため、躯体に穴を開ける必要がある

 

⑧設備や什器などの荷重が重く、建物への負担が高い

 

⑨建物の他の入居者や近隣とのトラブルが起こる可能性がある

 

などがあります。

 

重飲食に当てはまるお店

 

次にご紹介するお店が重飲食に当てはまります。

 

和食料理店・寿司屋・イタリアンレストラン・フレンチレストラン・中華料理店・ビストロ・ラーメン店・焼肉店・ステーキ店、焼き鳥屋・鉄板焼き屋・お好み焼き屋・カレー屋・多国籍料理店・うどん店・そば店・レストラン居酒屋・ダイニングバー・ケーキ店・テイクアウトデリバリー店などです。

 

重飲食での内装解体の3つのポイント

 

重飲食店舗の内装解体には、高い解体ノウハウを持つ内装解体業者を選ぶ必要があります。

 

こちらでは、重飲食での内装解体の3つのポイントについてご紹介します。

 

①ダクト設備(排煙処理設備)の解体・撤去

 

重飲食店舗では、ダクト設備が延びている店舗が一般的です。

 

中には厨房から屋上まで延びている店舗もあります。

 

足場の組み立て、ダクトの解体が必要になります。

 

➁厨房(調理室)の土間(床)の解体・撤去

 

重飲食店舗の厨房の土間は、水を使うことから、かさ上げされている場合があります。

 

よって、内装解体ではコンクリートやブロックをはつり(破砕)して、解体撤去する必要があります。

 

見た目以上にコンクリートガラが出ます。

 

中には2トンダンプ数台分にもなることがあります。

 

➂厨房下の汚水と廃油とごみの排出

 

厨房を解体すると、汚水と廃油とごみが露出することがあります。

 

特に油を使う店舗では、廃油が溜まっており、汚水やごみと混ざることで、強烈な異臭を放ちます。

 

これらを、厨房の解体撤去後、全て取り除き、清掃をします。