ブログ

2020.08.14すべて

鉄筋コンクリート造と内装解体?鉄筋コンクリート造とは?

みなさんは、建物に「鉄筋コンクリート造(てっきんコンクリートぞう)」があることはご存じでしょうか?

 

建物は、大きく分けると木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の4つの構造(工法)に分かれます。

 

では、鉄筋コンクリート造とは一体どんな構造(工法)なのでしょうか。

 

今回は鉄筋コンクリート造と内装解体 鉄筋コンクリート造とは についてくわしくご紹介します。

 

鉄筋コンクリート造とはどんな構造(工法)なのか?

 

みなさんは、鉄筋コンクリート造とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

鉄筋コンクリート造を一言でいうと「柱・梁(はり)・桁(けた)、壁、床のような主要な構造部材を鉄筋コンクリート材で造られている建物」のことです。

 

鉄筋コンクリート材とは、鉄筋の外側にコンクリートを絡めて固めたものです。また鉄筋コンクリート材は、鉄筋とコンクリートを一体化した建築部材ともいえます。

 

鉄筋コンクリートを人体に例えると鉄筋が骨、コンクリートが筋肉に例えられます。

 

一般的に鉄筋コンクリート造は、10階建て未満の中低層階マンションに多く採用されています。

 

その理由は、階層が高くなるほど、低層階の柱を大きくする必要があり、低層階のスペースが低減されるからです。

 

また構造(工法)名は「Reinforced Concrete(強化されたコンクリート)」の略で「RC造」と呼ばれています。

 

鉄筋コンクリート造の作り方とは?

 

鉄筋コンクリート造の作り方は、基礎部から立ち上がっている鉄筋に、幅厚のある鉄筋を溶接して固定します。

 

次に溶接した幅厚のある鉄筋と細い鉄筋を結束線で結び、骨組みを作り上げます。

 

その後、骨組みの周囲を型枠で囲み、コンクリートを流し込みます。

 

コンクリートが固まったら型枠をはずすと、鉄筋コンクリート造のできあがりです。

 

鉄筋コンクリート造とは、材料の強みと弱みを補完した建物

 

鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とコンクリートのそれぞれの強みと弱みを補完し合った建物です。

 

鉄筋は引っ張りに強く、圧縮に弱いです。

 

逆にコンクリートは、圧縮には強く、引っ張りには弱いです。

 

鉄筋コンクリート造の2つの工法

 

鉄筋コンクリート造は、大きく分けると「ラーメン工法」「壁式工法(モノコック工法)」の2つの工法に分かれます。

 

鉄筋コンクリート造でのラーメン工法とは、鉄筋コンクリートで柱と梁を造り、建物を支える工法です。

 

簡単にいうと、耐力壁やブレスなどがない鉄筋コンクリート造のことです。

 

鉄筋コンクリート造での壁式工法(モノコック工法)とは、ラーメン工法とは逆に、柱や梁を造らず、耐力壁で建物を支える工法のことです。

 

鉄筋コンクリート造での内装解体とは?

 

鉄筋コンクリート造での内装解体も多い案件です。

 

マンションの部屋などは、スケルトン内装解体工事の対象になることが多く、化粧材と木下地・設備は全て撤去されます。

 

下層階ほど部屋が狭く、上層階ほど部屋が広いという特徴があります。