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2020.08.13すべて

鉄骨造の内装解体とは?鉄骨造とはどんなものなのか?

みなさんは、建物には「鉄骨造(てっこつぞう)」があることはご存じでしょうか?

 

建物は、大きく分けると木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の4つの構造(工法)に分かれます。

 

では、鉄骨造とは一体どんな構造(工法)なのでしょうか。

 

今回は鉄骨造の内装解体とは 鉄骨造とはどんなものなのか についてくわしくご紹介します。

 

鉄骨造とはどんな構造(工法)なのか?

 

みなさんは、鉄骨造とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

鉄骨造を一言でいうと「柱・梁(はり)・桁(けた)・筋交(すじかい)のような主要な構造部材が鉄製、または鋼製で造られている建物」のことです。

 

ただし、最近はほとんどが「鋼(はがね)」で造られています。

 

その理由は、鉄に比べて鋼が強度があり、靭性(じんせい)が高く、加工がしやすいからです。靭性とは、粘り強さのことです。

 

また鋼とは、鉄をグレードアップした合金ということでもあります。

 

一般的に鉄骨造は、戸建住宅、マンション、倉庫、工場、体育館、橋に採用されています。

 

特徴としては柱が強固であることから、柱と柱のスパン(間隔)を広くとることができ、大空間建築物などに向いています。

 

また構造(工法)名は、steel(鋼)の略で「S造」と呼ばれています。

 

ちなみに筋交とはブレスのことで、振動による歪みを低減します。よって筋交自体は主要な構造部材ではありません。

 

鉄骨造の3つの工法とは?

 

鉄骨造は、大きく分けると「ブレース工法」「ラーメン工法」「トラス工法」の3つの工法に分かれます。

 

ブレース工法は、別名「鉄骨軸組工法」とも呼ばれています。

 

ブレース工法を簡単にいうと、木造での「在来軸組み工法(在来工法)」と同様の工法のことになります。違いは柱・梁・桁・筋交が鉄骨材(鋼)で造られていることです。

 

ラーメン工法を簡単にいうと「枠組み工法」のことになります。ラーメンとはドイツ語で「Rahmen(額縁)」のことです。

 

ラーメン工法のポイントは、柱と梁の接合部を、溶接などで接合(剛接合)して一体化させ、1つの枠として繋ぎ合わせて、強固な建物を造ることです。

 

トラス工法を簡単にいうと「三角形組み工法」のことになります。三角形の枠を、いくつも組み合わせることで、強度を高める工法です。

 

トラス工法は、橋やドームなどに採用されています。

 

鉄骨造での内装解体とは?

 

鉄骨造は、内装解体との相性は大変良いです。

 

基本的に鉄骨造は柱が少なくて済むので、横方向に広く空間を確保することができます。

 

そのため、間取りの自由度が高くなることから、リフォームやリノベーションしやすいというメリットがあります。