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2020.08.15すべて

鉄骨鉄筋コンクリート造と内装解体?鉄骨鉄筋コンクリート造とは?

みなさんは、建物に「鉄骨鉄筋コンクリート造(てっこつてっきんコンクリートぞう)」があることはご存じでしょうか?

 

建物は、大きく分けると木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の4つの構造(工法)に分かれます。

 

では、鉄骨鉄筋コンクリート造とは一体どんな構造(工法)なのでしょうか。

 

今回は鉄骨鉄筋コンクリート造と内装解体 鉄骨鉄筋コンクリート造とは についてくわしくご紹介します。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造とはどんな構造(工法)なのか?

 

みなさんは、鉄骨鉄筋コンクリート造とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

鉄骨鉄筋コンクリート造を一言でいうと「柱・梁(はり)・桁(けた)のような主要な構造部材を鉄骨鉄筋コンクリート材で造られている建物」のことです。

 

鉄骨鉄筋コンクリート材とは、鉄骨を支柱(芯)にして、その周りに鉄筋を配筋します。その後、鉄骨・鉄筋の外側にコンクリートを絡めて固めたものです。

 

一般的に鉄骨鉄筋コンクリート造は、10階建て以上の高層建築物に採用されています。

 

高層建築物になることから、基礎部が巨大になる傾向があります。

 

また大型マンション、大型ビルのほとんどは、鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられています。その理由は、工事が複雑で、コストが高くつくからです。

 

よって、低層・小型建築物にはほとんど採用されません。

 

構造(工法)名は「Steel Reinforced Concrete(鉄骨(鋼)で強化されたコンクリート)」の略で「SRC造」と呼ばれています。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造の作り方とは?

 

鉄骨鉄筋コンクリート造の作り方は、基本的には最初に軸組工法の要領で、鉄骨で骨組みを組み上げます。同時に鉄骨同士をボルトや溶接などで接合します。

 

その後、骨組みに鉄筋を配筋します。さらに型枠で囲み、コンクリートを流し込み、固まったら型枠をはずすと、鉄骨鉄筋コンクリート造の構造体ができあがります。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造は日本発の工法!

 

実は鉄骨鉄筋コンクリート造は、日本で開発された工法です。

 

理由は、日本が地震大国であることから、地震によるダメージに耐えられる高層建築物を造るためです。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造の内装解体とは?

 

鉄骨鉄筋コンクリート造での内装解体案件は、主に高層ビルです。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造のビルのテナント内は、柱や梁を小さくすることができるため、室内自体を広く確保できます。また全体的にテナント内はすっきりしています。

 

一般的に、内装の下地材は軽天が使われていることが多く、天井、壁の材料はボードが貼られ、床にはシートが貼られています。

 

そのため、内装解体自体はスムーズにできます。ただし、高層階の場合、解体材の搬出が難しくネックになります。