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2020.12.14すべて
長尺シートと内装解体?長尺シートとは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体に関係する製品で「長尺(ちょうじゃく)シート」というものがあることはご存じでしょうか?
長尺シートとは、建物の床材のことです。
では、長尺シートとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は 長尺シートと内装解体 長尺シートとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。
長尺シートとは一体どんなものか?
みなさんは、長尺シートとは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係する長尺シートを一言でいうと
「ポリ塩化ビニールを素材にした、シートタイプの床材」のことです。
簡単にいうと長尺シートとは、ポリ塩化ビニール素材を、横幅が広く、ロール状にした床材のことです。
長尺とは「長いもの」という意味です。
長尺シートの仲間たち
ポリ塩化ビニール素材を使った床材は次の5つがあります。
これらは、基本的には長尺シートの仲間になります。
❶塩ビシート
❷ビニールシート
❸クッションフロアー
❹CF(シーエフ)
❺CFシート(シーエフシート)
長尺シートの構造とは?
こちらでは、一般的な長尺シートの構造をご紹介します。
長尺シートは、一般的には2.0mm厚が基本です。
ただし、クッション性を持たせた長尺シートは2.0mm以上もあります。
長尺シートの構造は上から
❶コーティング層(キズから抗菌防汚層を守る)
❷抗菌防汚層(菌・汚れから印刷層を守る)
❸印刷層(柄の部分)
❹基材(下地材の部分)
の4層構造が基本です。
長尺シートの12の特徴とは?
長尺シートには、次の12の特徴があります。
❶表面が硬く、キズがつきにくい
❷へこみにくい
❸くつを履いて歩ける
❹水・熱・薬・油などに強い
❺耐久性が高く、長持ちする
❻ワックスあり・なしに関わらず、表面に光沢がある
❼不特定多数の人が利用する公共施設によく採用される
❽掃除がしやすく、メンテナンスがラク
❾デザインが豊富
❿価格が高い
⓫DIYとは相性が悪い
⓬あらゆる下地材に設置ができる
などの特徴があります。
長尺シートの施工の流れ
長尺シートの施工の流れは次の通りです。
コンクリート下地のケースでご説明します。
❶下地処理
表面をポリッシャーでフラットにします。
❷下地調整
デコボコに穴埋めをします。
❸長尺シート設置
長尺シートを現場サイズに合わせてカット、接着剤を塗って、ローラーで圧着します。
❹細部処理
残った場所をコーキングで埋めて、施工完了です。
長尺シートと内装解体の関係
長尺シートは主に不特定多数の人が訪れる公共施設・大型商業施設・病院の床に採用されています。
長尺シートの劣化・施設のリニューアル工事の時に、内装解体が入り、長尺シートの剥がしを行います。
ほとんどの場合、専用の機械を使い、長尺シートを剥がします。