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2020.10.12すべて

間仕切り壁と内装解体?間仕切り壁とは一体どんなものか?

みなさんは、内装解体に関係する建物構造で「間仕切り壁(まじきりかべ)」というものがあることはご存じでしょうか?

 

建物には大きくわけて「外壁(がいへき・そとかべ)」 と「内壁(ないへき・うちかべ)」の2つの壁があります。

 

間仕切り壁は、内壁の中の1つです。

 

では、間仕切り壁とは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

 今回は 間仕切り壁と内装解体 間仕切り壁とは一体どんなものか について詳しくご紹介します。

 

間仕切り壁とは一体どんなものか?

 

みなさんは、間仕切り壁とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

内装解体に関係する間仕切り壁を一言でいうと「建物内部の空間を、仕切る・分割するための内壁」のことです。

 

3種類のタイプの間仕切り壁

 

建物の内部に施工される間仕切り壁には、次の3種類があります。

 

それぞれご紹介します。

 

①固定式間仕切り壁

 

固定式間仕切り壁とは、造作工事を行い、内壁を天井と床に完全固定した間仕切り壁のことです。

 

固定式間仕切り壁は、一度施工すると安易に解体できません。

 

➁簡易式間仕切り壁

 

簡易式間仕切り壁とは、固定式間仕切り壁ほど完全固定はしていませんが、建物の空間を仕切るための間仕切りです。

 

一般的に簡易式間仕切り壁には、アルミ素材・スチール素材、アクリル素材などのパネルが使われています。

 

どちらかというと、1つの部屋を2つ以上に分割する時に施工される壁のことです。

 

➂可動式間仕切り壁

 

可動式間仕切り壁とは、簡易式間仕切り壁の一種で、さらにムービングを可能にした間仕切り壁のことをいいます。

 

天井に設置したレールを移動する、スライディングウォールなどが一般的です。

 

その他にもキャスターがついたスクリーンやパネルがあります。また衝立なども可動式間仕切り壁の1種になります。

 

可動式間仕切り壁は、一瞬で仕切りを作ったり、逆に大きな空間を作ったりすることができ、自由度が高いことが特徴です。

 

間仕切り壁で「部屋」ができると消防署への届け出が必要

 

また、後から間仕切り壁を施工する場合、欄間(らんま)なしタイプの間仕切り壁を施工すると「内装工事」扱いになります。

 

完全に区切られた空間ができると、消防法上は「部屋」扱いになります。

 

よって消防署への届け出が必要になります。

 

間仕切り壁の内装解体

 

間仕切り壁は、テナント・オフィスでの内装解体では、ほぼ解体撤去されます。

 

固定式間仕切り壁であれば、主に下地材は木材か軽量鉄骨材で造られています。

 

壁材はプラスターボードが使われていることが多く、表面にはビニールクロスが貼られていることが多いです。

 

また、簡易式間仕切り壁や可動式間仕切り壁であれば、壁枠をはずし、パネルをはずし、天井のレールをはずすだけなので短時間で解体撤去が可能です。