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2023.07.17すべて
はつり工事をわかりやすく解説②
はつり工事をわかりやすく解説②
はつり工事の方法
はつり工事と解体工事の違いを説明いたしましたので、次ははつり工事の方法の説明をしていきます。
解体工事の中に含まれることも多いといわれるはつり工事なのですが、はつり工事とはどのような方法の工事なのでしょうか?
はつり工事の対象は?
はつり工事の対象になるのはマンション、ビル、駐車場、橋、一般の住宅の壁、道路など機械を使用する作業ではなくて人がコンクリートを切ったり、削ったりする作業がはつり工事です。。
「はつり」とは漢字で書くと「斫り」となり、漢字の意味は「表面を削りとること」を表しています。
しかし、じつはこの漢字は建設業界を中心にあてた読み方だという経緯があるのです。
本来の漢字としての読み方としては「削る(はつる)」が正式となり、「斫」は訓読みで「きる」としか読むことができません。
はつり工事の種類
はつり工事には主に3つ種類があります。どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
コンクリートはつり工事
コンクリートはつり工事とは、建物のドアやサッシを作るために、コンクリートの壁を削り形を整える工事のことです。
こわし工事
こわし工事は、コンクリートのを粉砕をして取り壊す工事のことです。
はつり仕上げ工事
はつり仕上げ工事は、コンクリートの表面を特殊な道具を使って、削ったりたたいたりしてデザイン性を持たせる工事のことです。
コンクリートの表面に多彩な加工をしていきます。
はつり工事とは解体工事の1つだと紹介しましたが、このはつり仕上げ工事のように、解体工事の作業だけではありません。
はつり工事の方法とはつり工事に使用する道具
はつり工事は前述のとおり手作業がメインとなる工事のことであり、ハンマーとチッパーを組み合わせて使用することが多いでしょう。
ハンマーは家庭などでも使用する機会があるために、見たことがある方も多いと思いますが、チッパーは先端が鳥のくちばしのように平べったくとがった工具です。
チッパーをハンマーで叩いて、コンクリートを破砕します。
チッパーは電動のものもあり、電動の場合にはハンマーを使用する必要はないでしょう。
ハンマーとチッパーを組み合わせて行うはつり工事のメリットとしては、どんな小スペースなどでも作業ができることです。騒音などについても、ある程度は心配しなくて大丈夫でしょう。
はつり工事で使用する道具として、コンクリートに穴をあけるドリルやっ徐々に表面を削り取っていくカッターなどもあります。
道路舗装のコンクリートをはつる際に、よく使用されるブレーカーや削岩機などもあります。圧力をかけ水の勢いを利用してはつる、ウォータージェットも使用されます。
道具は大型になるにつれ、はつり工事の効率は上がりますが、騒音問題への配慮が同時に必要となります。
コンクリートの解体工事の時は「ハンマー」や、コンクリートを挟んで粉砕する「クラッシャー」などが使用されます。また、「ノミ」と呼ばれる部材を取り付け、振動させて徐々にコンクリートを削っていくことも可能です。