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2023.09.23すべて
アスベスト処分の費用の相場④
アスベスト処分の費用の相場④
アスベストレベル1の処分の費用の相場
アスベストの飛散の具合はレベル別に分類されます。発じん性が著しく高い濃度のアスベストをレベル1とします。
レベル1は建物の天井や柱、梁やデッキ裏、ビルの機械室、機械式立体駐車場、煙突などに使われています。
飛散性が高く濃度の高いアスベスト含有吹き付け材などの処分になるため、作業は慎重に行なう必要があります。
そのため処分の費用の相場は1㎡あたり1万5,000円~8万5,000円程と最も高額になります。
アスベスト含有吹き付け材を処分する工法は3つあります。この記事ではそれぞれの解体の処分の工法のメリットとデメリットを紹介します。
封じ込め工法
アスベスト含有吹き付け材の上から溶剤を吹きかけることによって、アスベストが飛散しないよう外側から封じ込める工法を《封じ込め工法》といいます。
アスベストが残ってしまうというデメリットはあるのですが、工事の期間は短くてすみ、費用は比較的安く、アスベストの飛散はかなり抑えられるでしょう。
囲い込み工法
アスベスト含有吹き付け材の上からアスベストではない素材のものを取り付けてアスベスト密封することで、飛散を防ぐ方法を《囲い込み工法》といいます。
《囲い込み工法》も《封じ込め工法》と同様にアスベストが残ってしまうというのがデメリットとなるのですが、コストは比較的抑えることができ、工事の期間も短いでしょう。
除去工法
下地からアスベスト含有吹き付け材を取り除いていく工法のことを《除去工法》といいます。処分の方法は様々ですが、専用の機材を使用して除去する必要があります。
機材なども必要となるために費用が高額となってしまい、下地から取り除いていくために時間もがかりますが、アスベストを完全に取り除くことができるので、最も推奨されている工法がこの《除去工法》なのです。