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2021.01.14すべて

グラスウールと内装解体!グラスウールとは一体なにか?

みなさんは、内装解体に関係する製品で「グラスウール」というものがあることはご存じでしょうか?

 

グラスウールとは、建物の断熱材のことです。

 

では、グラスウールとは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。

 

今回は グラスウールと内装解体 グラスウールとは一体なにか についてわかりやすくご紹介します。

 

グラスウールとは一体どんなものか?

 

みなさんは、グラスウールとは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

内装解体に関係するグラスウールを一言でいうと

 

「ガラス繊維製の断熱材」のことです。

 

グラスウールはどんなところで使われているのか?

 

グラスウールはいろんな場所で使われています。

 

それぞれご紹介します。

 

①一般住宅

 

一般住宅では主に、天井・壁の断熱材として使われています。

 

➁ビル・商業施設

 

ビル・商業施設では、空調ダクト・給排水管の保温・保冷材として使われています。

 

➂各種ホール

 

アリーナ・ドーム・体育館・武道場・各種スタジオ・音楽ホール・複合型映画館など各種ホールでは、天井の吸音材として使われています。

 

④アパート・オフィス

 

アパート・オフィスでは、間仕切り壁・天井の吸音材として使われています。

 

⑤船舶

 

船舶では、断熱材として使われています。

 

⑥高速道路

 

高速道路では、防音材として使われています。

 

グラスウールの断熱性能の判断基準

 

グラスウールの断熱性能の判断基準は「密度」で決まります。

 

密度が高くなる → 反比例して熱伝導率が低くなる → 断熱性能が高くなる

 

ということになります。

 

グラスウールの密度は「K」で表示されます。

 

10K・16K・24K・32Kなど数字が高くなるほど、比例して断熱性能も高くなります。

 

グラスウールの11の特徴

 

グラスウールには次の11の特徴があります。

 

❶ガラス繊維製の断熱材

 

❷他の断熱材に比べると価格が安い

 

❸カット・押し込み・曲げ・接続など加工・施工が容易にできる

 

❹厚み・サイズ・形状・密度のバリエーションが豊富

 

❺不燃性が高いことから、燃えにくく、有害な煙も出しにくい

 

❻廃ガラスが原料で、リサイクル性が高い

 

❼密度が高いほど、断熱性能も高くなる

 

❽吸音性が高く、発生した音を吸収してくれる

 

❾防音性が高く、発生した音を外に広がらないようにブロックしてくれる

 

❿防蟻性が高く、シロアリの被害にあいにくい

 

⓫経年劣化しにくい

 

以上となります。

 

グラスウールと内装解体

 

グラスウールの内装解体は良く行われます。

 

建物の天井板・壁板をはずすとグラスウールが露出します。

 

グラスウールは木造建築では、ステープル(針)などで、取り付けられていることが多く、簡単に撤去することができます。

 

空調ダクト・給排水管には、巻きつけてあるだけなので、こちらも簡単に撤去することができます。

 

また、グラスウールは、分別回収されると再度リサイクルされます。

 

分別されないと、産業廃棄物の「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」として安定型産業廃棄物として処理されます。