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2020.10.19すべて
プレキャストコンクリート造とは?内装解体との関係は?
みなさんは、内装解体に関係する構造で「プレキャストコンクリート造」というものがあることはご存じでしょうか?
建物には、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造など様々な構造があります。
プレキャストコンクリート造は、鉄筋コンクリート造と近い関係にあります。
では、プレキャストコンクリート造とは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は プレキャストコンクリート造とは 内装解体との関係は についてくわしくご紹介します。
プレキャストコンクリート造とは一体どんなものか?
みなさんは、プレキャストコンクリート造とは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するプレキャストコンクリート造を一言でいうと「壁などのコンクリート部材を、工場で製造した後に、現場で組み立てる工法」のことです。
また、プレキャストコンクリート造は、PC造・プレコン・プレキャストとも呼ばれています。
鉄筋コンクリート造との違いとは?
プレキャストコンクリート造は、鉄筋コンクリート造の1種に入ります。
現場で鉄筋・型枠を組んで、コンクリートを流し込んで構造体を造る工法を鉄筋コンクリート造・RC造(在来工法)といいます。
一方、プレキャストコンクリート造は、鉄筋の組み立てからコンクリート打設までを工場で全て行います。
その後、部材に分けて現場に運び、現場での組み立てになります。
プレキャストコンクリート造の3つのメリット
以前は、コンクリート造は、鉄筋コンクリート造のみでした。
ところが現在は、様々な点から優れているプレキャストコンクリート造が注目されています。
こちらではプレキャストコンクリート造の3つのメリットについて簡単にご紹介します。
①完成までの工期が管理しやすい
1つ目のメリットが「完成までの工期が管理しやすい」ことです。
全て工場製造になるので、従来のように天候に左右されることなく、計画的に製造することができます。
そのため、管理しやすい工法といえます。
➁工場製品なので、高い品質を維持できる
2つ目のメリットが「工場製品なので、高い品質を維持できる」ことです。
従来の鉄筋コンクリート造は、職人の質で、出来上がりが異なります。
ところが、プレキャストコンクリート造であれば、品質にブレがなく、いつでも高い品質の製品を造ることができます。
➂工期を短く、コストカットもできる
3つ目のメリットが「工期を短く、コストカットもできる」ことです。
建物をプレキャストコンクリート造で建てれば、従来の鉄筋コンクリート造に比べて工期を約2か月短くできます。
また、足場・型枠・鉄筋・解体が不要なため、大幅にコストカットすることができます。
プレキャストコンクリート造と内装解体の関係
プレキャストコンクリート造の建物は、一般的には中高層集合住宅建設・マンションに採用されています。
最近は、中古マンションブームもあり、リノベーション需要が高まっています。
マンションなどのリノベーション・リフォームなどの時に内装解体が利用されます。