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2021.02.09すべて
一括貸しと内装解体?一括貸しとは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体に関係するシステムで「一括貸し(いっかつかし)」というものがあることはご存じでしょうか?
現在一括貸しは、都心部の商業ビルを中心に行われています。
では、一括貸しとは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。
今回は 一括貸しと内装解体 一括貸しとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。
一括貸しとは一体どんなものか?
みなさんは一括貸しとは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係する一括貸しを一言でいうと
「商業ビルの全フロアの物件を、1社に同時に貸す」ことをいいます。
非常にユニークなシステムであり、主に大都市部で良く行われています。
一括貸しの7つの特徴!
一括貸しには、次の7つの特徴があります。
①商業ビルの全フロア・全物件をまとめて1社が借りる
一括貸しのキモは「ビルの全物件をまるごと1社が借りる」ことです。
歯抜けがないことから、お店の顧客側からすると、ビルまるごと専門店に見える効果があります。
➁双方コストが抑えられる
一括貸しは、双方にコストが抑えられるメリットがあります。
ビルオーナー側には、複数の物件の契約までのコストが低く抑えられます。
借主側からすると、複数の物件を探すコストを低く抑えられます。
➂都心部で盛ん
一括貸しは、主に東京・大阪・名古屋・福岡などの大都市部で盛んに行われています。
逆に、人口が少ない地域では、それほど活発には行われていません。
④テナント側は効率的な経営ができる
一括貸しは、テナント側からすると、1か所のビルに経営資源を集中することができます。
そのため、宣伝・集客・求人・材料の搬入・マーケティングを効率的に展開できます。
1か所に集中すること、効率的な経営ができます。
⑤業種を選ばない
一括貸しは、業種を選びません。
飲食店OKのビル、逆にサロンや物販などの非飲食がOKのビルがあります。
⑥異なった顧客層に販売できる
一括貸しで、テナント側は、異なった顧客層に販売できます。
例えば、高級店・中級店・激安店などです。
実験的な試みもできます。
⑦家賃についてのメリット
一括貸しはオーナー・借主双方に、家賃についてメリットがあります。
オーナー側は、全物件が埋まり、安定的に家賃が入ります。
借主側は全物件を借りることから、賃料交渉がしやすくなります。
一括貸しはオーナー・借主双方にとってウィン・ウィンの関係になります。
一括貸しと内装解体の関係
一括貸しのビルで、退去による内装解体が発生すると、当然ビル全体をまとめてやることになります。
ただし、次の2つのタイプに分かれます。
①一括貸しの居抜き物件のケース
退去する業種と新規で入居する業種が同じであれば、一括貸しの居抜きになり、内装解体箇所は少なくて済みます。
➁一括貸しのスケルトン工事物件のケース
逆に退去する業種と新規で入居する業種が全く異なると、スケルトン工事になります。
リノベーション工事になり、結果大工事になります。