ブログ
2023.07.06すべて
内装解体工事をわかりやすく解説③
内装解体工事をわかりやすく解説③
内装解体工事の前に必要な作業
内装解体工事が決まったからといって、いきなりすぐ内装解体工事をするというものではありません。
トラブルなどにならないように、内装解体工事の前にきちんと準備などを行う必要があるでしょう。この記事では、内装解体工事の前にしておくべきことについて説明します。
所有者と打ち合わせをする
テナントから出る場合には「原状回復」が基本となりますので、そのまま内装解体工事を行ってしまいがちなのですが、必ず内装解体工事を行う前には所有者か管理者との打ち合わせが必要となります。 建物には他の店舗や会社などが入っていますので、配慮をした内装解体工事をする必要があります。
その時に所有者の意見などをきちんと取り入れておかないと、内装解体工事を止められたり、所有者の希望する形での解体工事にならずにトラブルなどになる可能性もあります。
スケルトン状態に戻してくれれば全くなにも問題ないという所有者も存在しますが、どこまでを解体工事するのかや解体業者選びなど細かく関わりたい所有者も存在します。
まず話し合いをきちんとして、スムーズに解体工事ができるように、所有者と内装解体工事の内容を確認しておきましょう。
解体業者による現地の調査
現地での調査をせずにいきなり解体工事を始めてしまう解体業者が稀にいますが、現地調査を必ずしてもらうようにしましょう。
建物の状況などを把握せずに、正確な見積もりを作ることはできません。そのために、現地調査を怠ると追加の料金が発生する可能性も高くなってしまいます。
また、横の店舗や、上下階の店舗などに迷惑がかかってしまわない時間帯に内装解体工事を行う必要があるでしょう。実際に現地調査をしてもらわないとそれらも把握できないでしょう。
内装解体工事をスムーズに行うためにも、現地調査は必ずしてもらいましょう。
近隣の店舗や住居への挨拶をする
解体工事はどれだけ細心の注意を払って丁寧に行っても、騒音や振動、粉塵や埃などが発生してしまいます。振動によって気分が悪くなる人も出てくるかもしれません。
そのような場合、事前に挨拶に行っているかどうかで、相手の解体工事への印象がかなり変わってくるでしょう。
挨拶には解体工事の責任者と2人で行くのがベストでしょう。解体工事に関する質問などは実際の現場監督が説明をすることで、何かあった場合のコミュニケーションなども取りやすくなり安心でしょう。
不要なものはできる限り処分しておく
内装解体工事を行なう際には、たくさんの廃棄物が出ます。そう思うとと不用品などは解体工事の際に一緒に処分をしてもらいたいところなのですが、例えば什器などがそのままの状態で残っていると、床面のハツリ作業の際などで邪魔になってしまいます。 解体工事の期間が伸びてしまう原因にもなりますので、事前に捨てられるものは処分しておくとよいでしょう。
また、まだ使用できそうな什器などは買い取りをしてもらえる場合もあります。もう使わないからといって、簡単に捨ててしまうのではなく、使えるもので売れるものは売るというのもひとつの方法でしょう。