内装解体工事を詳しく解説⑤

 

内装解体工事の流れ

内装解体工事は解体業者が作業を行いますが、施主も工事の流れを知っておくことをおすすめします。
ここからは内装解体工事がどんな流れで進んでいくのかを紹介します。

足場や養生の設置

一般的な解体工事と同様に、内装解体工事も足場の設置や養生の設置を行ないます。
近隣のオフィスや店舗等に粉塵や埃等が飛散しないようにするために、養生の設置はしっかりと行なう必要があります。
養生には騒音や振動を抑えるという効果も期待できます。
また、廃材の搬出などに階段やエレベーター等の共有部分を利用する際は、壁などを傷つけたり汚したりしないよう養生を行います。
足場の設置に関しては、設置せずに作業ができるという現場もあります。

内装材の撤去

足場の設置やや養生の設置が完了したら、内装材の撤去を行ないます。
内装材の種類としては、電気や壁紙、ドア、ガラス等です。
電気やガラス等は分別が必要となるため、適正に処理を行います。
また、内装材の撤去の際には粉塵や埃が発生しやすいので、解体工事の作業現場ではマスクやゴーグルが必要でしょう。

床材の撤去

内装材の撤去の次は床材の撤去を行ないます。
床材は素材や種類によって、使用している接着剤や糊などが異なります。
そのために、床材に合わせて臨機応変に対応することが求められます。