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2021.02.13すべて

廃塗料・廃インキと内装解体!廃塗料・廃インキとは一体どんなもの?

みなさんは、内装解体に関係する廃棄物で「廃塗料・廃インキ」というものがあることはご存じでしょうか?

 

廃塗料・廃インキは、塗装会社、印刷工場の内装解体の時に関係してきます。

 

では、廃塗料・廃インキとは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

今回は廃塗料・廃インキと内装解体 廃塗料・廃インキとは一体どんなもの についてわかりやすくご紹介します。

 

廃塗料・廃インキとは一体どんなものか?

 

みなさんは、廃塗料・廃インキとは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

内装解体に関係する廃塗料・廃インキを一言でいうと

 

「不用になった塗料・インキ」のことです。

 

事業活動をしている塗装会社、印刷工場で不用になった廃塗料・廃インキであれば、廃棄する時は「産業廃棄物」になります。

 

廃塗料・廃インキの産業廃棄物としての4つの種類!

 

産業廃棄物になった廃塗料・廃インキは、4つの種類に区別されて回収されます。

 

塗装会社、印刷工場で不用になった廃塗料・廃インキであれば「産業廃棄物」になりますが、廃棄の仕方はかなり複雑になります。

 

産業廃棄物の種類は20項目に分かれています。

 

ただし、直接的に廃塗料・廃インキの項目はありません。

 

廃塗料・廃インキは、性状・成分で4つの種類に区分けされます。

 

これらは混合物(複合品)の産業廃棄物になります。

 

4つの種類をそれぞれご紹介します。

 

①固形状の廃塗料・廃インキ

 

廃塗料・廃インキが固形状であれば、プラスチックと同等の性状・成分であることから「廃プラスチック類」として扱われます。

 

➁泥状の廃塗料・廃インキ

 

廃塗料・廃インキが、泥状であれば「汚泥」として扱われます。

 

廃塗料・廃インキを汚泥とする判断基準は、油分を概ね5%以上含むものとされています。

 

➂液状の廃塗料・廃インキ

 

廃塗料・廃インキが液状であれば、次の3項目の混合物として扱われます。

 

成分が水溶性で水系エマルジョンであれば「廃プラスチック類」と「廃酸又は廃アルカリ」の混合物として扱われます。

 

④液状(溶剤系)の廃塗料・廃インキ

 

廃塗料・廃インキが液状の中でも、成分が溶剤系であれば「廃プラスチック類」と「廃油」の混合物として扱われます。

 

また、溶剤の引火点が70℃未満の場合は「廃プラスチック類(普通産廃)」と「引火性廃油(特管産廃)」の混合物として扱われます。

 

特管産廃に該当することから危険物になります。

 

廃塗料・廃インキを一斗缶に入れて廃棄すると、上記の4つの種類のいずれかに、プラスして「金属くず」との混合物として扱われます。

 

廃塗料・廃インキと内装解体の関係

 

通常、塗装会社、印刷工場の内装解体を行うと、廃塗料・廃インキの回収があります。

 

ただし廃塗料・廃インキは産業廃棄物としての区分けが非常に複雑です。

 

あらかじめ内装解体前に、性状・成分ごとに分けておくことでスムーズに内装解体に入ることができます。