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2020.09.05すべて
石膏ボードと内装解体!石膏ボードとは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体に関係する建築材料で「石膏(せっこう)ボード」というものがあることはご存じでしょうか?
「石膏ボード」は、内装解体・内装工事では、よく出てくる建築材料です。
最近の建物の内装の下地材としては、おそらくダントツのシェアを有しているのではないでしょうか。
では、石膏ボードは内装解体とは、一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は石膏ボードと内装解体 石膏ボードとは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。
石膏ボードとは一体どんなものか?
みなさんは、石膏ボードとは一体どんなものかご存じでしょうか?
石膏ボードを一言でいうと「石膏を芯材料にして、表面と裏面を石膏ボード用原紙で包み、被膜成型した建築用内装ボード(板)材」のことです。
石膏ボードの原料は、石膏を主原料に消石灰・粘着剤を混ぜて水で練ったものです。
この混ぜた状態のものを「石膏プラスター」といいます。
「石膏プラスター」は、そのままでも建築で使うことができ、壁にコテで伸ばして塗ることができます。
「石膏プラスター」を板状に伸ばして、表面と裏面にボード用紙は貼って仕上げたものを「プラスターボード」といいます。
石膏ボードは、建築業界では「プラスターボード」と呼ばれており、通称「PB」といいます。
石膏ボードの3つのメリット
こちらでは石膏ボードの3つのメリットについてご紹介します。
①価格が安い
石膏ボードの1つ目のメリットが「価格が安い」ことです。
一般的な石膏ボードのサイズが、900mm×1800mmですが、おおよそ1枚500円以下で販売されています。
そのため、ある程度大量に購入しても、他の内装用下地材よりもコスパが良くなります。
➁施工性が高い
石膏ボードの2つ目のメリットが「施工性が高い」ことです。
石膏ボードは、その他の内装下地材の中でも、ダントツに扱いやすい内装下地材です。
切断は文房具用カッターででき、穴も簡単に貫通することができます。一般的には下地材の木材や軽天材にビス止めして留めます。
表面には、クロス材を貼って仕上げます。
➂断熱性・耐火性・遮音性が高い
石膏ボードの3つ目のメリットが「断熱性・耐火性・遮音性が高い」ことです。
石膏ボードは熱や炎に強く、熱を伝わらせず、自身も燃えることがありません。
よって、冷暖房効率が良く、火災に強いです。
また、石膏ボード自体が吸音効果があることから、遮音性が高いです。
石膏ボードと内装解体の関係とは?
現代の建物の内装には、石膏ボードが非常に多く採用されています。
そのため、一般的な建物で内装解体が行われると、かなりの量の石膏ボードの解体材が排出されます。
ところで以前であれば、石膏ボードの廃棄は100%埋め立てでした。
しかし最近は、セメントの副原料・農地の土壌改良剤・石膏ボードの原料として、リサイクルする流れが進められています。
このことから、内装解体業者はしっかりと石膏ボードの分別の徹底をする必要があります。