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2020.08.17すべて
RS造と内装解体?RS造とは一体何か?
みなさんは、建物に「RS造(アールエスぞう)」があることはご存じでしょうか?
建物は、大きく分けると木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の4つの構造(工法)に分かれます。
そんな4つの中で、RS造は鉄筋コンクリート造と鉄骨造の2つと、深い関係があるといわれています。
では、RS造とは一体どんな構造(工法)なのでしょうか。
今回はRS造と内装解体 RS造とは一体何か についてくわしくご紹介します。
RS造とはどんな構造(工法)なのか?
みなさんは、RS造とは一体どんなものかご存じでしょうか?
RS造を一言でいうと、仮にですが「1階が鉄筋コンクリート造、2階が鉄骨造で建てられた混合構造の建物」ということです。
RS造とは、主に低層階が頑丈で重量がある鉄筋コンクリート造、中層階以上に設計の自由度が高く、軽い鉄骨造が採用されています。
ただし、外から見分けることが非常に難しく、一般的に不動産会社では価値と性能が高い鉄筋コンクリート造とひとくくりになっていることがあります。
なので、鉄筋コンクリート造の建物を賃貸したつもりが、実際の部屋は鉄骨造の部屋だったということも十分起こります。
混合構造であれば、本当は「RC造/S造」と表記して欲しいところですが、RC造となっていることが多いようです。
〇RS造はどんな建物に使われているのか?
一般的にRS造は、低中層の賃貸マンションなどに多く採用されています。
その他では、RS造の特徴を生かした建物として、大型体育館・野球場・大型集客施設、地下街とつながっている商業ビルなどです。
さらに設計の自由度の高さがセールスポイントである、デザイナーズマンションも建てられています。
また別荘や2階建て程度の美術館などにも採用されています。
〇RS造の名前の由来は?
RS造の名前の由来は「Reinforced Steel(強化された・補強された鋼・鉄骨)」の略で「RS造」と呼ばれています。
RS造の特徴とは?
RS造の特徴で、よく住人の話題になるのが、上層階と下層階で遮音性に大きな違いがあることです。
RS造は、下層階は鉄筋コンクリート造なので比較的、遮音性は良いです。
ところが上層階は鉄骨造なので、非常に遮音性が悪く、隣室の声や物音が伝わりやすい構造です。
よって、上層階では普通に話していても、聞こえてしまうことがあります。
まとめると、RS造の建物では、鉄筋コンクリート造の部屋に入居したつもりが、実は鉄骨造だったということがよく起こります。
RS造での内装解体とは?
RS造での内装解体案件は、商業ビルが多いです。
低層階の構造が鉄筋コンクリート造、上層階の構造が鉄骨造にそれぞれ異なっています。
内装の造りは、どちらも軽天に化粧材(ボード)を貼った天井・壁が造られていることが多いです。
また内装解体をする理由は、防音性を高めるためやデザインを変更するために利用されています。