アスベスト処分の費用の相場⑧

 

事前調査

次に事前調査を行ないます。まずは設計図面から建築材のアスベストの有無を確認する図面調査と天井・壁・柱などのアスベストを使っている可能性が高い場所を目視で確認してサンプルを取得する現地調査をします。

設計図面などから建築材のアスベストの有無を確認する「図面調査」の費用の相場としては２万５，０００円程です。
「現地調査」はアスベストが使用されている可能性の高い壁や天井や柱などを目視で確認して、サンプルの取得も実施します。
費用の相場は３万５，０００円程でしょう。
「分析調査」は調査したサンプルを調べアスベストの有無を確認する定性分析とアスベストの含有率の確認をする定量分析の実施をして費用の相場は４万５，０００円～７万円程です。

サンプルをもとにアスベストの有無を確認する「定性分析」とアスベスト含有率の確認をするための「定量分析」を行ないアスベストの有無や含有率を確認する分析調査が必要となります。

工事に関する届出の提出

工事に関する届出の提出をします。
労働基準監督署長あてに作業の１４日前に工事計画届出を、各都道府県知事あてに特定粉じん排出等作業届出書の提出をします。
作業の開始前に労働基準監督署あてに建築物解体等作業届 を提出する必要があります。

除去工事の実施と補助金の受け取り

届出が完了したら除去工事を開始します。その際、近隣にはアスベスト除去工事であるということを知らせておき、清掃作業は毎日行って養生シートなどを設置し、できる限り飛散の防止をしましょう。

工事完了の報告をして現地の確認をして完了検査の実施をします。
検査後、補助金額確定の通知が来るので、それを元に請求書の提出をして補助金が交付されます。