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2020.10.06すべて
コンクリートブロック造と内装解体?コンクリートブロック造とは?
みなさんは、内装解体に関係する構造で「コンクリートブロック造」というものがあることはご存じでしょうか?
建物には、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造など様々な構造があります。
コンクリートブロック造は、これらの構造とは全く別の構造が採用されています。
では、コンクリートブロック造とは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。
今回は コンクリートブロック造と内装解体 コンクリートブロック造とは についてくわしくご紹介します。
コンクリートブロック造とは一体どんなものか?
みなさんは、コンクリートブロック造とは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するコンクリートブロック造を一言でいうと「コンクリートブロックを積み上げて造られた建物」のことです。
通称は、頭文字をとって「CB造」といわれています。
また、コンクリートブロック造は「ブロック造」の一種になります。
ブロック造とは、コンクリートブロック・レンガ・石などを積み重ね、モルタル(セメント・砂・水)で補強して壁を造る工法のことをいいます。
補強コンクリートブロック造
一般に見られるコンクリートブロック造の建物は、正確には「補強コンクリートブロック造」といいます。
現在、建築基準法では「ブロック造」のみで造る建物は、許可されていません。
コンクリートブロックに鉄筋を通すことで、許可がおります。
それ以外にも、いくつかの制約があります。
・強度が高いコンクリートブロックの使用
・最上階は3階まで
・耐力壁の確保(耐力壁とは柱・間柱を補助して、建物を支える壁のこと)
・1室の区画面積が60㎡以下
コンクリートブロック造はどんな建物に使われているのか?
元々コンクリートブロック造は、簡易的な住宅・倉庫・工場・賃貸アパートなどに採用されていました。
理由は、主材料がコンクリートブロックであることから、一般的な建物と比較すると安くできるからです。
ところが最近は、大きく流れが変わってきました。
理由は外断熱補強ブロック造工法などが開発されたからです。
外断熱補強ブロック造工法により、高機能で、デザイン性が高い住宅を建てられるようになりました。
外断熱補強ブロック造工法には、ブロックの中でも強度が最強の「C種」が使われています。
ちなみに、塀に使われているブロックは最下層の「A種」です。
コンクリートブロック造での内装解体工事の利用例
コンクリートブロック造の建物は数は多くはありませんが、現在でも結構建てられています。
コンクリートブロック造で、内装解体工事が利用されるのは「コンクリートブロック造の中古物件」を新オーナー様が購入された時です。
意外にコンクリートブロック造は頑丈で、築年数の割には、外壁の傷みは少ない建物です。
ただし、内装はかなり古くなっていることから、最新のインテリアを導入する時に内装解体工事が入ることになります。
内装をリノベーションすることで、外観はレトロ風、内装はおしゃれな空間に様変わりできます。