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2020.12.20すべて
システム天井と内装解体?システム天井とは一体どんなものか?
みなさんは、内装解体に関係する構造で「システム天井」というものがあることはご存じでしょうか?
システム天井とは、建物の天井の構造の1つです。
では、システム天井とは一体どんなもので、内装解体とはどんな関係があるのでしょうか。
今回は システム天井と内装解体 システム天井とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。
システム天井とは一体どんなものか?
みなさんは、システム天井とは一体どんなものかご存じでしょうか?
内装解体に関係するシステム天井を一言でいうと、
「空調や照明などの設備を、天井材に一体化した天井」のことです。
簡単にいうと、枠の中に 「空調や照明などの設備と一体化した天井材」を組み込むタイプの天井ということです。
例えると、
氷を作る製氷皿が枠だとします。
製氷皿の枠の中にある氷が、天井材ということです。
また、システム天井は「吊り天井(つりてんじょう」の中の1つになります。
システム天井の構造とは?
一般的なシステム天井の構造は、上から次のような構造になっています。
❶吊りボルト
吊りボルトとは、上階床スラブのアンカーボルトから、吊り下げられているボルトのこと
❷メインフレーム
メインフレームとは、メインバー・クロスバーなどの枠材のこと
❸各種設備
各種設備とは、照明・空調などのこと
❹パネル
パネルとは、面材・天井の表面の化粧材のこと
などになっています。
システム天井の12の特徴
システム天井には次の12の特徴があります。
それぞれご紹介します。
❶システム天井は吊り天井の一種
❷システム天井は、一般的にオフィスの天井に採用されている
❸従来型天井に比べると施工がしやすい・工期が短縮できる
❹機能性が高い
❺メンテナンスがしやすい・壊れたパーツの交換がラク
❻大きく分けると「ライン型」と「グリッド型」がある
❼耐震性を高めた軽量型の「軽量システム天井」がある
❽オフィスのイメージをスマートに演出できる
❾通常のシステム天井は地震には弱い
❿工事費をコストダウンできる
⓫標準化されたモジュールのため、不要材・廃材が発生しにくい
⓬吸音性が低い
などの特徴があります。
システム天井の2つの種類
システム天井は、グリッド型システム天井とライン型システム天井の2種類に大きく分かれます。
それぞれご紹介します。
①グリッド型システム天井
グリッド型システム天井とは、格子型に組まれたシステム天井のことです。
簡単にいうと、見た目が「碁盤の目」のようなデザインが特徴です。
➁ライン型システム天井
ライン型システム天井とは、下地・枠が同一直線方向に、平行して走るシステム天井のことです。
簡単にいうと、見た目に引っかかりがなく、スタートからゴールまで、一直線になっているデザインが特徴です。
システム天井と内装解体の関係
システム天井の内装解体は、従来型天井の内装解体と比べるとやりやすい案件です。
従来型は天井を壊しながら撤去する必要があります。
対するシステム天井は、簡単に枠から天井材を取り外しながら、撤去できます。
また、破砕材なども発生しにくいというメリットがあります。