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2020.09.15すべて

土間と内装解体?土間とは一体どんなものか?

みなさんは建物に「土間(どま)」というものがあるのはご存じでしょうか?

 

一般的に土間は、地上階の高さにあります。

 

元々は、昔の日本家屋に多く採用されていました。玄関の入口近くに配置されていた部屋の1つです。

 

現在は、飲食店系のテナントなどに、インテリアを高めるために採用されています。

 

では、土間とは一体どんなもので、内装解体とは一体どんな関係があるのでしょうか。

 

 今回は土間と内装解体 土間とは一体どんなものか についてわかりやすくご紹介します。

 

土間とは一体何か?

 

みなさんは、土間とは一体どんなものかご存じでしょうか?

 

土間を一言でいうと「屋内に造られた地面と同じ扱いの部屋」のことです。

 

屋外にも土間と呼ばれる部分がありますが、今回は「屋内に造られた地面と同じ扱いの部屋」に限定してご紹介させていただきます。

 

元々の土間は、伝統的な日本建築で造られた家屋の屋内にある地盤面と同じ高さで、居間などの生活空間よりも低い位置にある部屋のことを指します。

 

土間はどんな素材で造られているのか?

 

伝統的な日本建築で造られた家屋の屋内にある土間の素材は、土、三和土、珪藻土、モルタル仕上の土間が一般的でした。

 

どちらかというと、実用的で、さほどデザイン性が高くなく、屋根付きの外部床といったイメージです。

 

ところが最近の飲食店系のテナントの土間の素材は、天然石材、タイル、レンガ材、化粧モルタルなどの化粧材が多く採用されています。

 

伝統的な日本建築の土間とは大きく異なり、デザイン性が高く、おしゃれな仕上がりの土間が一般的です。

 

また化粧土間の下地には、通常土間コンクリートが打設されています。

 

土間コンクリートは、砕石層の上に打設されており、内部にはひび割れ防止のワイヤーメッシュが入れられています。

 

土間コンクリートは、非常に頑丈で、高い耐久性を誇ります。

 

土間を採用する4つのメリット

 

最近は、テナントだけでなく、一般住宅にも積極的に土間を造りたいというニーズが増加中です。

 

こちらでは、屋内に土間を採用する4つのメリットについてご紹介します。

 

①豊かなインテリア空間として

 

➁天候に左右されない空間として

 

➂ペットや趣味を楽しむ空間として

 

④外部と内部の区切りの空間として

 

などの理由で、土間は採用されています。

 

内装解体後にリノベーションされる土間

 

こちらではリノベーションされる土間の流れについてご紹介します。

 

元々は板材で造られていた床を、リノベーションするために、オーナーから内装解体を依頼されます。

 

床を内装解体して、板材と下地を解体します。

 

すると、捨てコンクリートが露出します。

 

捨てコンクリートを機械ではつります。その後、もう一度土間コンクリートを打設します。

 

打設した土間コンクリートの表面を電動グラインダーで、フラットになるように研磨します。

 

ある程度表面がフラットに整ったら、化粧材の天然石材、タイル、レンガ材のいずれかを貼り、化粧床の土間に仕上げます。

 

これにより、飲食店のテナントの土間として、十分対応できる土間が完成します。

 

ちなみにリノベーションとは、空間に新しい価値を生み出すための改善工事のことです。